『007』のアカデミー怪演男優ハビエル・バルデム出演映画12選!新作も紹介!

『007』のアカデミー怪演男優ハビエル・バルデム出演映画12選!新作も紹介!

スペインが産んだ個性的過ぎるアカデミー俳優、ハビエル・バルデム。セクシーでギラギラした存在感と、どこかデンジャラスで何かしでかしそうな雰囲気が魅力的で、私生活ではペネロペ・クルスの夫。『007 スカイフォール』での悪役怪演っぷりに興味を持った方も多いのでは?今回は彼の出演作を通して、その魅力をたっぷり紹介していきます。


ハビエル・バルデムのプロフィール

ハビエル・バルデム

ハビエル・バルデムは1969年3月1日生まれ、スペインを代表する演技派俳優。
6歳でテレビ・デビューしていてスポーツも万能。
ラグビーの世代別スペイン代表チームに選抜されていました。
映画デビュー作は21歳の時で、1990年公開、ビガス・ルナ監督のスペイン映画『ルルの時代』。
23歳の時にはスペインのロマンティック・コメディ映画『ハモンハモン』で人気者に。
1994年『時間切れの愛』、1995年『電話でアモーレ』、2002年『Los Lunes al Sol』、2004年『海を飛ぶ夢』、そして2010年にもアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『BIUTIFUL ビューティフル』等でスペイン版アカデミー賞のゴヤ賞を受賞しています。
(『BIUTIFUL ビューティフル』はアカデミー賞でも主演男優賞ノミネートされました。)
そんなバルデムが初めてアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされたのは2000年の『夜になるまえに』で、スペイン人俳優としても最初のノミネートでした。
2007年の『ノーカントリー』ではゴールデングローブ賞の助演男優賞、アカデミー賞の助演男優賞を受賞。
そして2012年には『007』シリーズ史上最高傑作と言われる第23作『007 スカイフォール』で悪役シルヴァを熱演してその存在感を発揮しました。

ハビエル・バルデムの妻はスペイン女優ペネロペ・クルス

ハビエル・バルデム&ペネロペ・クルス-(C) Getty Images

ハビエル・バルデムの妻はスペインを代表する個性派美人女優ペネロペ・クルス。
2008年公開の『それでも恋するバルセロナ』で共演したのが切っ掛け。
この映画でペネロペ・クルスは、情緒不安定な元妻を "過激" かつ魅力的に演じてアカデミー助演女優賞を受賞しています。
この強烈キャラを目の当たりに受けたバルデムは、始めは彼女と結婚することをためらったようですが、それこそが彼女の美しさであって魅力なんだと気付き結婚。
(バルデムはペネロペ以上に強烈だと感じるが...。)
2人の子供を授かり、オシドリ夫婦として仲睦まじく生活しています。

ハビエル・バルデム出演映画 ①『宮廷画家ゴヤは見た』(2006年)

© 2006 Xuxa Producciones SL - All Rights Reserved

ハビエル・バルデム出演映画『宮廷画家ゴヤは見た』は2006年公開、スペイン・アメリカの歴史映画。
監督は『アマデウス』のミロス・フォアマン。
スペインの天才画家ゴヤが活躍した激動の時代を背景に、2人の男女の悲劇を描いた歴史ドラマとなっています。
共演者にはナタリー・ポートマン、スウェーデン出身の実力派俳優ステラン・スカルスガルドとゴージャスなキャストが並ぶ。

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舞台は隣国のフランスで革命が頂点に達していた18世紀末スペイン。
異端審問の強化を主張したロレンソ神父(ハビエル・バルデム)は、異端者を摘発しては罰していました。

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そんな威厳に満ちたロレンソ神父の肖像画を、画家として最高の地位に登り詰めたゴヤ(ステラン・スカルスガルド)が手掛けていました。

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その時、ゴヤはもう一人の肖像画も手掛けています。
それは裕福な商人ビルバトゥア家の娘イネス(ナタリー・ポートマン)。
彼女はある日、居酒屋で豚肉を食べなかった事で異端者として逮捕され、拷問される運命に...。
父ビルバトゥアは友人でもあるゴヤを介してロレンソ神父に会い、無実の娘を返してほしいと懇願する。

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しかし純真無垢で美しいイネスが獄中で怯えているのをいいことに、ロレンソ神父は彼女と関係を持ち亡命する。
その後の彼女の長い獄中生活を支えていたのはロレンソ神父への純粋な愛だけだった。

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激動の時代を背景に、異常な宗教弾圧を仕掛けた男ロレンソ神父の権力による栄光と失脚、美しく無垢な少女イネスの捩じ上げられた心と過酷な運命が、その二人の肖像画を描いたゴヤによる様々な名画と絡めて劇的に綴られていきます。
世渡り上手さで権力を物にしながら、女々しく信念の欠落した神父という難しい役どころを異様な存在感で演じ切ったバルデムの憑依感は見ごたえがあります。

ハビエル・バルデム出演映画 ②『ノーカントリー』(2007年)

3月11日の来日記者会見に出席した際のハビエル・バルデム

ハビエル・バルデム出演映画『ノーカントリー』は2007年公開、アメリカのスリラー映画。
監督・脚本・製作は『ファーゴ』『ミラーズ・クロッシング』のコーエン兄弟が手掛けています。
2005年に出版されたコーマック・マッカーシーの小説「血と暴力の国」を映画化した作品で、アメリカとメキシコの国境を舞台に、麻薬取引による壮絶な殺戮劇が描かれています。

© 2007 Paramount Vantage, A PARAMOUNT PICTURES company. All Rights Reserved.

物語の要となる大量のヘロインと200万ドルという大金を見つけ、持ち逃げしたベトナム帰還兵のモスをジョシュ・ブローリンが演じている。

© 2007 Paramount Vantage, A PARAMOUNT PICTURES company. All Rights Reserved.

法と正義を信じる年配の保安官・べルを演じるのはトミー・リー・ジョーンズ。

© 2007 Paramount Vantage, A PARAMOUNT PICTURES company. All Rights Reserved.

そして大金を持ち逃げしたモスを執拗に追う冷血非情な殺人者シガーを演じているのがハビエル・バルデム。
異様な雰囲気が漂います。

© 2007 Paramount Vantage, A PARAMOUNT PICTURES company. All Rights Reserved.

死を覚悟で逃げ回るモス・それを追うシガー・シガーの恐ろしさを熟知していてもモスを救おうとする保安官ベル。
この3人がそれぞれの思惑を持って繰り広げる追跡劇により、多数の被害者たちがイタズラに惨殺されていきます。
予測不可能なクライマックスを前に、緊迫感に満ちたバイオレンス劇が繰り広げられる。

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