ウディ・ハレルソンのプロフィール
ウディ・ハレルソン-(C)Getty Images
ウディ・ハレルソンは1961年7月23日生まれでアメリカのテキサス州出身です。
父親はマフィアの雇われ殺し屋、母親は弁護士秘書という、まるで映画の題材になりそうな両親のもとに誕生。
父親チャールズはジョン・F・ケネディ暗殺の実行者の一人とも言われ、1978年には連邦判事を銃殺する事件を起こして終身刑になり、服役中に亡くなったようです。
スキャンダラスだったり、一癖ある役が得意な彼の演技スタイルにも少なからず影響しているかもしれませんね。
そんなウディの私生活はなかなかの破天荒で、暴力事件を起こしたりマリファナを栽培したりして何度か逮捕されています。
2度の結婚をしており一度目は早くに失敗していますが、今の奥さんとは円満に長く愛情を育んでいて一途なイメージが強いです。
3人の子供に恵まれ、一家揃ってコスタリカで暮らしています。
ウディ・ハレルソン-(C)Getty Images
キャリアとしては大学卒業後に演技を学び、1982年から1993年に11シーズン放送されたシチュエーション・コメディドラマシリーズ「チアーズ」で1985年から1993年の間バーテンダー助手のウッディを演じて人気俳優の仲間入りを果たしました。
1994年にはオリバー・ストーン監督の衝撃バイオレンス映画『ナチュラル・ボーン・キラーズ』でイカれ男のミッキー・ノックスを演じて、世界的にも圧倒的な存在感を見せつけました。
そして1996年の『ラリー・フリント』で、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のミッキーとは真逆のおとぼけキャラ全開で実在のポルノ雑誌編集者を演じてアカデミー主演男優賞にノミネート。
どちらにしても、センセーショナルな役どころをイキイキと演じこなす実力を発揮することに成功しました。
ウディ・ハレルソン出演映画① ヒューマン・ドラマ映画『7つの贈り物』
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ウディ・ハレルソン出演映画『7つの贈り物』は2008年公開、アメリカのヒューマン・ドラマ映画です。
主演はウィル・スミス。
監督は『幸せのちから』『スマイル、アゲイン』でお馴染み、イタリア出身の監督ガブリエレ・ムッチーノ。
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ある辛い過去を抱え、深い傷を持つ一人暮らしの男トーマス(ウィル・スミス)は、強い決意を胸に大胆な計画を企てる。
それは7人の見知らぬ人間をリストアップして接触し、"あるもの" と引き換えに彼らの人生を永遠に変える究極のプレゼントをしようというもの。
そして、彼らには "ある条件" が満たされていることが前提であり、彼らでなければならない理由もあった。
しかし計画を実行するにあたり、リストの一人との衝撃的な出遭いによって翻弄されていくトーマスだったが...。
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ウィル・スミスがシリアスな演技を魅せ、命の尊さを描いた感動作。
ウディ・ハレルソンは、リストの中の一人である盲目のピアニスト、エズラを演じています。
破天荒イメージの強いウディが、ここではとても繊細な優しい演技を魅せています。
心を締め付けるストーリーと共にウディの切ない演技にも注目の作品です。
ウディ・ハレルソン出演映画②『俺たちダンクシューター』でノスタルジックなドタバタコメディを楽しもう!
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ウディ・ハレルソン出演映画『俺たちダンクシューター』は2008年公開、アメリカのドタバタ・コメディ映画。
主演はコメディ俳優の重鎮ウィル・フェレル。
舞台は1970年代のミシガン州。実際にあったエピソードを基に、新興のバスケットボールリーグABAに所属する弱小チーム “フリント・トロピックス” の奮闘を描いた抱腹絶倒のスポ根ものです。
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70年代アメリカはミシガン。この頃のバスケット業界には競技志向のNBAに対抗してエンターテイメント性を重視したABAが存在していた。
元一発屋の歌手ジャッキー(ウィル・フェレル)が、過去のヒット曲による印税でABAのバスケットチーム "フリント・トロピックス" を買収し、オーナー兼監督、兼選手として活躍。
試合そっちのけで歌謡ショーやパフォーマンスに明け暮れている万年最下位の弱小チームでした。
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ところが、そんな中ついにABAが経営難に陥ったことからNBAに吸収されることが決定!
最終成績で上位の4チームだけを残し、あとは全て強制的に解散という事態が発生してしまう。
チーム消滅の危機を奪回すべく最後の望みをかけて猛特訓を開始するが...。
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ウディ・ハレルソンはNBAでの優勝経験を持つ助っ人選手エド・モニックスを演じています。
本当に演技の幅が広い役者さんです。
作品はコメディと言えども、時代諷刺も細やかで試合のシーンも迫力満点で手抜きがありません。
そこに熊が登場したり乱闘騒ぎがあったりと爆笑エピソードがふんだんに盛り込まれ、愛とユーモアに溢れた快作となっています。
ウディ・ハレルソン出演映画③『メッセンジャー』でアカデミー助演男優賞ノミネート!
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ウディ・ハレルソン出演映画『メッセンジャー』は2009年公開、アメリカの戦争ドラマ。
主演は『ウォークラフト』『疑惑のチャンピオン』のベン・フォスター。
監督はイスラエル出身の脚本家、兼映画監督オーレン・ムーヴァーマンで、本作が監督デビュー作となっています。
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戦死した兵士の遺族に第一報を伝える役目を担う "メッセンジャー" を主人公に描いた人間ドラマ。
イラク戦争での負傷により帰国した米軍兵士ウィル・モンゴメリー(ベン・フォスター)に新たに課されたミッションは、上官のトニー大尉(ウディ・ハレルソン)と一緒に戦死した兵士の遺族に訃報を伝える "メッセンジャー" 。
直ちに伝え、遺族の怒りや悲しみを直接浴びせられるという過酷なミッション。
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遺族に深入りしたり抱擁したりしてはいけないというトニー大尉の忠告をよそに、未亡人になったが気丈に振舞う遺族女性オリヴィアに感情移入し親しくなってしまうウィルだったが...。
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主人公ウィルと共に遺族の元へ行き、厳しさの中にも深い愛情をたたえたトニー大尉役を、強く深みのある風情で演じあげたウディ・ハレルソン。
この演技が光り、インディペンデント・スピリット賞助演男優賞を受賞。
そしてアカデミー賞では助演男優賞にノミネートされるなどの大きな評価を得ました。