映画『グレートウォール』あらすじ・ネタバレ・キャスト紹介！

万里の長城を舞台に壮絶な戦いが描かれる映画『グレートウォール』。2016年に公開された本作ですが、ポスターなどがから歴史物かと思われがちですが、実は怪獣あり！アクションあり！スペクタクル映画作品へと仕上がっています。今回はそんな『グレートウォール』のあらすじからネタバレ、キャストなど紹介します。

映画『グレートウォール』のメガホンを取ったのは、中国の監督チャン・イーモウ。女優コン・リーとタッグを組むことが多く、これまでのタッグ作品には『秋菊の物語』や『妻への旅路』などの話題作があります。他にもチャン・ツィイーを見出した『初恋のきた道』や新境地となった大河ロマン『HERO』などを世に送り出しています。

チャン・イーモウ監督が手がける映画『グレートウォール』は、予算が140億円を超えており、全編中国で撮影された作品の中では最も予算がかけられた作品といわれています。また、撮影のために制作された武器は5000個以上、小道具は2万を超えており、多くの予算と時間がかけられた作品ということが伺えます。

金と名声を求めて旅をするウィリアム・ガリン（マット・デイモン）とペロ・トバール（ペドロ・パスカル）たちは「黒色火薬」を求めて旅を続けていたのでした。そんなある日、馬賊から襲撃を受け、仲間たちが次々と命を落とすことに。さらに謎の怪物に襲われ、残ったのはウィリアムとトバールの2人だけ。そんな2人が命からがらたどり着いたのは巨大城壁・万里の長城。馬賊に追われている2人は長城を防衛する禁軍に降伏。処刑されるかと思いきや、禁軍は謎の生物から切り落とした手に興味を持ち助かります。

ウィリアムとトバールを襲った謎の怪物はこれまでに何度も中国を襲撃しており、2000年前から60年に1度現れる饕餮（とうてつ）という怪物なのでした。そして万里の長城が築かれた理由は、その饕餮が都へ入り込むことを防ぐためだったのでした。饕餮の都への侵入を許すと、国だけでなく人類も滅亡するといわれており、万里の長城には禁軍の全部隊が集結していました。

そんな中、饕餮の襲来を告げる狼煙が上がり、何万にも及ぶ饕餮が万里の長城へと向かってくる事態に。そして、ウィリアムたちリン隊長(ジン・ティエン)率いる禁軍と共に戦わざるを得ない状況へと陥っていくのでした。ウィリアムたちは饕餮に打ち勝ち、饕餮の都への侵入を防ぐことができるのでしょうか―。

饕餮による第一波をどうにかやり過ごした禁軍。戦いの後、ウィリアムは異国人のバラード(ウィレム・デフォー)に出会います。バラードも「黒色火薬」を探し求めており、その火薬を盗んで逃げだそうと持ち掛けられるのでした。ウィリアムはその提案を拒否して禁軍と共に戦うことを決意。しかしトバールはバラードのその計画に乗り出そうとしていたのでした。

そんな中、ウィリアムは禁軍へ、饕餮を捕まえて生態について調べてみてはどうかと提案。そして生態を調べていく中で、ウィリアムの所持していた磁石がヒントとなり、磁石には饕餮を麻痺させる効果があることが判明します。

やっと饕餮への勝算が見えたと思われた中、城壁に抜け穴が掘られているのが発見され、饕餮が都へ向かっていることを知るのでした。ウィリアムたちが都へ向かったときには都は既に饕餮によって占拠されており、その中心部には饕餮の女王も居座っていたのでした。そこで捉えた饕餮に火薬をつけ、女王の元へと向かわせた後に爆発させようと計画。

そして饕餮の生態を利用したことにより、計画は成功。女王が倒れたことにより、回りにいた饕餮たちも次々と動きを止めるのでした。戦いを終えたウィリアムと禁軍。そこでウィリアムは褒美として、火薬を盗み出そうとして捕らえられていたトバールの命と火薬のどちらを選ぶのか、選択を迫られます。そこでウィリアムはトバールの命を選び、2人は再び旅路へと戻るのでした。

怪物の饕餮との戦いが描かれるスペクタクル映画作品『グレートウォール』。そんな本作には国際色が溢れるキャストが集結しています。ここからは『グレートウォール』に出演するキャストについて紹介していきます。