デンマーク映画のオススメ作品を紹介!
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北欧映画の中でも名作が多いといわれているデンマーク映画作品。自然の描写が美しく、まるで絵画のように観えるシーンも。今回はそんなデンマーク映画の中から13作品を紹介します!
デンマーク映画!オススメ作品その①『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000年)
『ニンフォマニアック』 (C)2013 ZENTROPA ENTERTAINMENTS31 APS, ZENTROPA INTERNATIONAL KOLN, SLOT MACHINE, ZENTROPA INTERNATIONAL FRANCE, CAVIAR, ZENBELGIE, ARTE FRANCE CINEMA
デンマーク映画のオススメ作品1つ目は、“黄金の心三部作”の1つといわれている『ダンサー・イン・ザ・ダーク』。メガホンを取ったのは『ニンフォマニアック』のラース・フォン・トリアー監督、主演は世界的に有名な歌手のビョークが務めました。
舞台は1960年代のアメリカの田舎。シングルマザーのセルマ(ビョーク)は遺伝性の病気により視力を失いつつありました。そしてこのままでは息子のジーン(ヴラディカ・コスティック)も同じ運命をたどってしまうため、セルマは工場で働きながらジーンの手術代をこつこつと貯めていたのでした。しかしセルマの視力は日に日に落ちていき、工場をクビに。さらに貯めていた手術費も盗まれてしまいー。
デンマーク映画!オススメ作品その②『ドッグヴィル』(2003年)
『ANTICHRIST』記者会見にて(左から)シャルロット・ゲンズブール、ラース・フォン・トリアー監督、ウィレム・デフォー
デンマーク映画のオススメ2作目は、カンヌ国際映画祭で話題になった問題作『ドッグヴィル』です。監督・脚本は『ダンサー・イン・ザ・ダーク』と同じくラース・フォン・トリアーで、主演は『パディントン』のニコール・キッドマンが務めました。
ニコール・キッドマン -(C) Getty Image
村人はわずか23人という、ロッキー山脈の麓に位置する村・ドッグヴィル。ある日、ギャングに追われている美しき女性グレース(ニコール・キッドマン)がドッグヴィルへとやって来ます。村の青年トム・エディソン(ポール・ベタニー)は村人たちに、グレースを匿うことを提案。そしてグレースは“2週間で村人に気に入られること”というトムの計画に従い、肉体労働を始めるのでした。村人に気に入られ始めたそんなとき、グレースが強盗に関与しているという疑いがかけられ、村人の態度は一変し―。
デンマーク映画!オススメ作品その③『アフター・ウェディング』(2006年)
デンマーク映画オススメ作品の3作目は、アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされた『アフター・ウェディング』です。監督は『しあわせな孤独』のスサンネ・ビア、主演は『007 カジノ・ロワイヤル』のマッツ・ミケルセンが務めました。
インドで孤児院を営むヤコブ(マッツ・ミケルセン)ですが、財政難に頭を抱えていました。そんな中、デンマークの実業家ヨルゲン(ロルフ・ラッセゴード)から多額の資金援助の申し出が。面会を求められたヤコブは久しぶりにデンマークの地へ戻り、そのままヨルゲンの娘の結婚式に出席することになるのでした。しかしそこで出会ったのは昔の恋人ヘレネ(シセ・バベット・クヌッセン)と驚きの再会を果たし、さらに衝撃の事実を知ることに―。
デンマーク映画!オススメ作品その④『アンチクライスト』(2009年)
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デンマーク映画オススメ作品4作目は、全6章で構成されるエロティック・スリラー作品の『アンチクライスト』。監督・脚本は『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『ドッグヴィル』と同じくラース・フォン・トリアーが務め、主演はウィレム・デフォーとシャルロット・ゲンズブールが担当しました。
©Zentropa Entertainments 2009
夫(ウィレム・デフォー)と妻(シャルロット・ゲンズブール)が愛し合っている最中、息子が窓から転落死。ショックのあまり、妻は葬儀中に気を失ってしまう事態に。セラピストである夫は自ら妻を治療するため、山奥の小屋へ連れて行き、心理療法を施すも―。
デンマーク映画!オススメ作品その⑤『光のほうへ』(2010年)
デンマーク映画オススメ作品の5作目は、デンマークのアカデミー賞といわれるロバート賞にて14部門にノミネートされた『光のほうへ』です。監督・脚本は『偽りなき者』のトマス・ヴィンターベア、主演はヤコブ・セーダーグレンとペーター・プラウボーが務めました。
舞台はデンマークのコペンハーゲン。アルコール依存症である母に代わり、2人の兄弟は弟の世話をするも、弟は突然亡くなってしまい、兄弟は深い傷を負うことになります。その後、大人になった兄のニック(ヤコブ・セーダーグレン)は恋人と別れた後に刑務所に入り、ただただ体を鍛える日々。
弟のイヴァン(ペーター・プラウボー)は妻を交通事故で無くし、息子と2人暮らし。しかしイヴァンは麻薬に溺れており、このままでは息子と引き離されてしまう事態に。そんな中、母の死をきっかけにニックとイヴァンは再開するも―。