『ゴーストバスターズ』ってなに?
『ゴーストバスターズ』ポスタービジュアル
実は、1984年に最初の作品が公開されている『ゴーストバスターズ』。SFコメディの4人の男性たちによるゴースト退治の映画で、これが大ヒット!その5年後である1989年には、『ゴーストバスターズ2』も公開されました。最初の公開から30年以上経った2016年に公開されたのは、実はこのリブート版なんです!
■リブート版『ゴーストバスターズ』
『ゴーストバスターズ』(C)1984 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
『ゴーストバスターズ』 (C)1984 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
当初は、1984年公開時のオリジナルメンバーを再び集め、また新しい形での続編を製作する予定でした。しかし、オリジナルメンバーの1人であるイゴン・スペングラー博士役のハロルド・ライミスが亡くなり、それに伴いリック・モラニスも俳優を引退…監督のアイヴァン・ライトマンが降板してしまいます。そこで新監督に就任したポール・フェイグが、続編ではなくリブート作品にすることを提案。さらに男性の4人組だった”ゴーストバスターズ”を女性の4人組に変更し、オリジナルのストーリーを踏襲しながらも新しい要素を加えていくことになりました。また、オリジナルメンバーのうちまだ引退していない面々は、本作でもカメオ出演していますよ!探してみるのも楽しいかも!
『ゴーストバスターズ』のあらすじ&ネタバレ
『ゴーストバスターズ』本ポスター
大きな流れはオリジナルの『ゴーストバスターズ』と同じですが、キャストが女性に変わったことで、さらにパワフルに生まれ変わったリブート版『ゴーストバスターズ』!そんな本作のあらすじをご紹介します。
■オカルトを研究していたせいで仕事をクビに!?エリンに訪れる災難
エリン・ギルバート役クリステン・ウィグ/『ゴーストバスターズ』
コロンビア大学で教鞭をとっていた素粒子物理学者であるエリン・ギルバート。もう少しで大学の終身雇用の審査があり、順当にいってこれに通れば一生安定した職につくことができるため、いつも以上に熱心に仕事に取り組んでいました。しかし、そんなエリンには大学にはとても言えない過去の秘密が…。実は、かつて友人であるアビー・イェーツと、超常現象、つまりゴーストの存在を証明する研究をしていたのです。幼い頃からゴーストの存在を信じていた彼女らは、研究に没頭。共同研究した内容をまとめた本「過去からの幽霊」も執筆していたほど。しかし、そんなオカルトにのめり込んでいたことがお堅い大学に知られてしまったら、終身雇用の話は水の泡。絶対にその話がバレないように、エリンは超常現象の研究からは離れて仕事をしていたのでした。
■かつての友人であるアビーと、その共同研究者ジリアンに出会うエリン
『ゴーストバスターズ』
しかしそんなデリケートな時期を迎えていたエリンは、アビーと再会してしまいます!アビーは共同研究者で原子力エンジニアのジリアン・ホルツマンと共に、今も超常現象の研究を続けていました。なるべく彼女らには近づかないでおこうとしたものの、エリンも好奇心には勝てず…。ゴーストが出ると噂のオルドリッチ家の屋敷で、ついに本物のゴーストを発見してしまうのです!
■ついに3人揃って無職に…ゴーストの存在の証明に乗り出す
ジリアン・ホルツマン役ケイト・マッキノン/『ゴーストバスターズ』
しかし、「過去からの幽霊」が大学にバレてしまったエリンは、終身雇用がなくなるどころか大学を解雇されてしまいます。アビーとジリアンも、変な研究に費用を使っていると追い出され、なんと3人とも無職に…。
「ゴーストは存在する!」実際に見てしまった以上、そう確信した3人。無職になり、もう失うものがない彼女らは、ゴーストの存在を証明するために確保に乗り出します。
■「超常現象究明研究所」のダメダメ受付、ケヴィンが登場
クリス・ヘムズワース
エリン、アビー、ジリアンがゴースト捕獲・研究のために立ち上げた「超常現象究明研究所」。そこに、受付の仕事に応募してきたのがケヴィン・ベックマン!見た目は完璧なケヴィンですが、受付なのに電話一本取れないどころか、言動全てが極度のポンコツ…しかし、彼のルックスに一目惚れしてしまったエリンが「目の保養のために置いておこう」と言い、採用してしまいます。日々健気に頑張っている(?)ケヴィンですが、後々彼がとんでもない台風の目になるとはつゆ知らず…。
■元地下鉄職員のパティも合流!
バティ・トラン役レスリー・ジョーンズ/『ゴーストバスターズ』
ゴーストの出現した地下鉄で職員をしていたパティが、ゴーストバスターズに参加!彼女が叔父さんから借りた車も利用し、重たい装備で移動に難があったゴーストバスターズの行動範囲が広がることに。そして、ライブハウスにゴーストが出現する予兆を突き止めた彼女たちは、会場に向かいます。そこで出会ったのは、今までと比べ物にならないほどの大きく恐ろしいゴースト!ライブに参加していた客の全員が、ゴーストとゴーストバスターズの存在を目撃し、彼女らは一躍人気者に!そして、ついに念願のゴーストの捕獲に成功するのです。
■ついにゴーストの捕獲に成功したゴーストバスターズ!しかし…
『ゴーストバスターズ』の4人
ゴーストの捕獲の成功という、ゴースト研究の大きな第一歩を踏み出したことでお祭り騒ぎしていたゴーストバスターズ。しかしそんな彼女らの元に、アンチ超常現象派のマーティン・ハイス博士がやってきて、「捕まえたならは、ゴーストを見せろ」と言い張ってきます。「見せられないなら、やはりゴーストなんていない」と強く出てくる博士相手に躍起になり、ゴーストを収めてある容器を開いてしまうエリン。すると、勢いよくゴーストが飛び出て、せっかく捕獲したゴーストは逃げ出してしまうのでした…。様々な障害が発生するものの、それでもゴーストの行方を追うゴーストバスターズは、ついにゴーストが発生している中心になっているとあるホテルを突き止めます。
ケヴィン役クリス・ヘムズワース/『ゴーストバスターズ』
ゴーストを大量に呼び寄せていたのは、ボイラー技師であるローワン・ノース(ニール・ケイシー)でした。昔からゴーストを見ることができたローワンはそのせいで世間から変人扱いされ、蔑まれてきたことを恨み、その復讐のためにゴーストを呼び寄せていたのでした。しかし、ローワンは急に感電死!事件はこれで一件落着したかのように思えましたが、なんとローワンの狙いは、自らゴーストになってパワーアップし、ゴーストたちを街に解放すること!ニューヨークをゴーストだらけにして、大混乱に陥れてしまうのです。