『怒り』とは?豪華俳優陣が集結して描かれる群像ミステリー
『怒り』出演のキャスト陣
殺人事件から1年後の東京・千葉・沖縄のそれぞれを舞台に描かれる群像劇映画『怒り』。芥川賞作家・吉田修一さんの作品を原作に、豪華キャストが集結!今回は映画『怒り』のあらすじからネタバレ、キャスト情報など詳しく紹介します。
『怒り』のメガホンを取ったのは『悪人』の李相日監督
『怒り』(C)2016「怒り」製作委員会
映画『怒り』の監督・脚本を務めたのは、李相日さん。日本映画大学で学んだ李監督は卒業制作『青〜chong〜』でぴあフィルムフェスティバルのグランプリを受賞し、注目を集めました。その後『フラガール』や『悪人』、『許されざる者』など数々の話題作を手掛けています。
『怒り』の原作は芥川賞作家・吉田修一による同名小説作品
吉田修一『怒り』/photo:Naoki Kurozu
映画『怒り』の原作は、『パーク・ライフ』で芥川賞を受賞した作家・吉田修一さんの同名小説作品。原作小説は2012年から2013年まで読売新聞にて連載され、2014年には中央公論新社より上下の2部構成で発行されました。
『怒り』あらすじ紹介!前歴不詳の3人の男の正体とは
『怒り』(C)2016 映画「怒り」製作委員会
東京・八王子で残虐な夫婦殺人事件が起こり、現場に“怒”の血文字を残した犯人は顔を整形して逃亡を続けていました。そして事件から1年後。東京、千葉、沖縄の各地に前歴不詳の男が3人現れます。
『怒り』(C)2016 映画「怒り」製作委員会
東京の大手企業に勤めている藤田優馬(妻夫木聡)はクラブで偶然出会った謎の多い男・大西直人(綾野剛)を連れ帰ることに。千葉にある漁港で暮らしている槙洋平(渡辺謙)とその娘の槙愛子(宮崎あおい)の前に突如として現れ、漁港で働き始めたのは田代哲也(松山ケンイチ)。愛子はそんな田代に恋に落ちるのでした。
『怒り』(C)2016 映画「怒り」製作委員会
東京から沖縄へと引っ越してきた女子高生・小宮山泉(広瀬すず)は、無人島に住み始めたバックパッカー・田中信吾(森山未來)と出会い、心を開いていきます。彼らはそれぞれが土地や人の中で馴染んでいくも、警察が公開した指名手配犯の似顔絵はどこか彼らに似ているのでした。果たして、犯人は3人の中にいるのでしょうか―。
『怒り』少しだけネタバレを紹介!
『怒り』相関図
東京に住んでいる、同性愛者である藤田は大西と一緒に暮らし始めることに。しかしある日、カフェで大西と見知らぬ女性が楽しげに話している姿を目撃してから、藤田は大西に疑いの目を向けるようになるのでした。一方、千葉で暮らす愛子と田代は交際を始めるのですが、洋平は身元が不明である田代のことを信じられずにいました。
『怒り』完成報告会見
そして、沖縄では小宮山が米兵に襲われる事件が発生。小宮山の同級生・知念辰哉(佐久本宝)はその現場に居合わせていたものの、恐怖から小宮山を助けることができず。その後、小宮山は引きこもりがちになってしまうのでした。知念は自分が何もできなかったことを悩んでおり、田中に相談することに―。
『怒り』東京編キャスト:綾野剛(大西直人 役)
妻夫木聡&綾野剛『怒り』/photo:Naoki Kurozu
『怒り』の東京編に登場する犯人候補・大西直人。同性愛者で、偶然出会った藤田優馬と心を通わせ、同棲生活を送るようになります。ミステリアスでどこか掴めない大西は、藤田にも“とあること”を隠しており―。
『怒り』(C)2016 映画「怒り」製作委員会
『怒り』にて大西直人を演じたのは、綾野剛さん。1982年1月26日生まれ、岐阜県出身です。2003年に特撮ドラマ「仮面ライダー555」にて俳優デビューを果たし、翌年の2004年に『Darts till Dawn』で映画デビュー。2013年には『横道世之介』『夏の終り』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。その後は『そこのみにて光輝く』や「コウノドリ」などに出演しています。

日本映画界の第一線で活躍するヘビ顔イケメン俳優・綾野剛。今回は、綾野剛の意外な一面を映画だけでなくプライベートにも踏み込んで紹介します!これで綾野剛の出演作が一層楽しめること間違い無しです!
『怒り』東京編キャスト:妻夫木聡(藤田優馬 役)
妻夫木聡&綾野剛『怒り』/photo:Naoki Kurozu