「グランド・イリュージョン」シリーズのネタバレ解説！続編3作目の最新情報も

「グランド・イリュージョン」シリーズとは、不正に巻き上げられた金や財宝をイリュージョンによって巻き上げ、民衆に還元するという正義の犯罪集団“フォー・ホースメン”の活躍を追った作品。本シリーズでは簡単なマジックから大規模のイリュージョンまで登場するのですが、CGではなく実際にキャスト陣が披露しているとのこと。さらに劇中では種明かしまで描かれていることも本シリーズの特徴です。

「グランド・イリュージョン」シリーズの第1作目となったのは、2013年に公開された『グランド・イリュージョン』。原題はマジシャンの常套句である“見えてますね”を表す「Now You See Me」となっています。

『グランド・イリュージョン』の監督は『トランスポーター』や『タイタンの戦い』で知られるルイ・レテリエが務めました。また本作では、世界を代表するマジシャンのデヴィット・カッパーフィールドがマジックの監修を行ったことでも話題になりました。

スーパーイリュージョニストグループの“フォー・ホースメン”がラスベガスのショー中にパリの銀行から320万ユーロを奪い取り、一夜にして有名に。これに対してFBIとインターポールの捜査チームが動き出すも、フォー・ホースメンによるトリックを暴くことができずにいました。

そこで、FBIのディラン・ローズ（マーク・ラファロ）とインターポールのアルマ・ドレイ（メラニー・ロラン）は、元マジシャンであるサディアス・ブラッドリー（モーガン・フリーマン）に頼ることに―。

追われる身となったフォー・ホースメンの面々ですが、再びショーを開きます。今回のショーのターゲットとなったのは、フォー・ホースメンのスポンサーであるアーサー・トレスラー（マイケル・ケイン）。フォー・ホースメンはアーサーの口座から金を盗み出し、その金をアーサーの保険会社の被害者である観客の口座へと振り込んだのでした。

その後もディランたち捜査チームはフォー・ホースメンを追い続け、ついにメンバーの1人であるジャック・ワイルダー（デイヴ・フランコ）を追い詰めます。しかしその戦いの末、ジャックは交通事故で亡くなってしまうのでした。そんな中、残されたフォー・ホースメンのメンバーは最後のイリュージョンに挑むことに。

フォー・ホースメンは警備会社によって厳重に警備されている金庫から大金を盗み出し、捜査チームに協力していたサディアスの車にその金を瞬間移動させるのでした。無罪を主張するサディアスですが、ついには逮捕されることに。その後、面会へやって来たディランに“ジャックは生きていること”と“最後のトリックの種明かし”をしたサディアス。しかしそこでサディアスはフォー・ホースメンの黒幕はディランであることに気づくのでした―。

「グランド・イリュージョン」シリーズの第2作目は、2016年公開の『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』。本作では前作『グランド・イリュージョン』の1年後を舞台に、企業の不正を暴くために戻って来たフォー・ホースメンの活躍が描かれています。

『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』の監督は、前作のルイ・ルテリエから『クレイジー・リッチ！』のジョン・M・チュウへバトンタッチ。そんな本作では、「ハリー・ポッター」シリーズで知られるダニエル・ラドクリフが初の悪役に挑んだことで注目を集めました。

最後のイリュージョンから身を隠して生きていたフォー・ホースメンのメンバー。フォー・ホースメンの黒幕であるディラン・ローズ（マーク・ラファロ）はFBIの一員としてフォー・ホースメンを探すフリをしながら日々を送っていました。そんな中、フォー・ホースメンから抜けたヘンリー・リーブス（アイラ・フィッシャー）の代わりに、ルーラ（リジー・キャプラン）が加わることに。

その後、とあるハイテク企業の不正を暴くために、再び表舞台へ戻ることになったフォー・ホースメン。しかしショーは失敗に終わり、ジャックが生きていること、ディランがフォー・ホースメンの黒幕であることが明かされてしまうのでした。どうにかショーから逃げ出したフォー・ホースメンの面々ですが、たどり着いた先はマカオ。そしてそこで、ショーを妨害した天才エンジニアのウォルター・メイブリー（ダニエル・ラドクリフ）と出会い、世界中のコンピューターをハッキングできるというチップを盗むよう脅され―。