映画『カイジ』全シリーズあらすじ・名言集・キャスト紹介！＜１・2作目のネタバレあり＞

映画『カイジ 〜人生逆転ゲーム〜』は、2009年公開のシリーズ1作目！

定職に就かずに自堕落な毎日を過ごしているフリーターのカイジ（藤原竜也）。
気のいい彼は、ある日友人の借金の連帯保証人になりますが、彼が夜逃げしたせいで多額の借金を抱え込み狼狽します。
しかし、遠藤凛子（天海祐希）という悪徳金融会社の社長らしき女が目の前に現れて、カイジに夢のような提案を持ち掛けます。
それは借金を帳消しにして、しかも大金をも手にする大チャンス！
カイジはそのチャンスを掴む為、遠藤の誘惑に触発されるまま＜ギャンブルクルーズ＞になだれ込みます。
かくして一世一代、命懸けの人生逆転ゲームが始まります！

カイジがなだれ込んだ "ギャンブルクルーズ" は、フランス語で "希望" を意味する＜エスポワール号＞という名前が付けられた船。
帝愛グループの幹部、利根川（香川照之）が仕切っていて、船にはカイジ同様に借金を背負った負け組の人間たちが集合しています。
そこでは人生を賭けた大勝負＜限定ジャンケン＞が行われます。

軍資金を借金して手に入れた初期持ち星 "星バッジ" 3つ、グー・チョキ・パーそれぞれ4枚づつの "ジャンケンカード" で対戦相手を探しながらジャンケンをしていきます。
勝てば相手の "星バッジ" をひとつ奪うことが出来ますが、運の弱い人間は星を無くしていきます。
手札のカード全てを消費し、星を３つ以上保持していれば生き残ることが出来、乗船前の借金も "無" になります。ただし軍資金の借金は残ったままという...。
ゲーム中には裏のルールが存在し、人間性剥き出しの醜い駆け引きも繰り広げられます！
負けた人間には＜地下帝国＞での過酷な強制労働をしいられます。

帝愛グループが建設している地下核シェルターで、強制労働が行われています。
ここに送られると重労働を課され、肩に帝マークの焼き印を付けられるだけでなく監視用のマイクロチップも埋め込まれて簡単には逃げ出せません。
ただ、ペリカという貨幣が給料として支払われるのでそれを貯めこめば借金の返済も可能。
...が、美味しいビールやおつまみを楽しむ誘惑もあって散財し、負け犬として一生ここで暮らす可能性も...。
病気しないとも限りません。
働けなくなれば、もれなく＜ブレイブメンロード＞という場所に送られてしまいます。

＜ブレイブメンロード＞ではまさに命懸けのゲームが行われる場所。
高いビルとビルの間に一本の細い橋があり、電流が流れる鉄骨となっています。
ここを無事に渡りきることができれば1000万円が貰えますが、99％くらいの確率ではぼ落下死。
これまで共に戦ってきた仲間が落下していく中カイジは渡り切り賞金1000万円を手にしますが、なんと軍資金の借金分を差し引くと数十万円しか残りません。
怒るカイジに、勝って更なる賞金と自由を手に入れるか、負けて再び強制労働に戻るかを賭けた新たなる大勝負＜Eゲーム＞が帝愛グループの会長、兵藤から提案されます！

地位的関係性を示す皇帝1枚・市民8枚・奴隷1枚のカードを出しあって勝敗を決めるゲームで、それぞれ「皇帝」と「奴隷」に分かれて戦います。
賞金は何と5億円！
闘う相手は利根川。余裕で対戦に挑む利根川は、イカサマの限りを駆使して2回勝利を勝ち取るが、カイジは利根川のイカサマに気づき始める...。

自堕落なフリーター生活を送り、お人好しにも友人が作った借金の連帯保証人となったせいで多額の負債を抱え、人生を賭けた命懸けのゲームに挑む事となった主人公、伊藤カイジを演じているのは藤原竜也（37歳）。

カイジは、激情型の演技派俳優として高い評価を得ている彼の真骨頂！とも言える当たり役！
物語の過激なドラマチックさ、人間臭さを全シリーズに渡って「これでもか！」というくらいのストイックさで盛り上げてくれます。

カイジに借金の帳消し、及び大金GET！の餌をちらつかせて危険なゲームへの橋渡しをする金融会社の女社長、遠藤凛子を演じるのは天海祐希（52歳）。
宝塚歌劇団きっての人気男役として名を馳せ、凛とした美貌と強気な姿勢に人気が集まり女優として映画にTVにと大活躍の彼女。
本作では物語上でも重要なキーマンとなる遠藤を演じています。
新作にも登場します。