東京五輪やコロナはほんの序章？映画『AKIRA』予言12選！あらすじや考察・実写化の最新情報

『AKIRA』とは大友克洋による同名漫画が原作のアニメ映画です。第三次世界大戦後の荒廃した未来都市「ネオ東京」を舞台に、超能力者をめぐる政府や少年たちの抗争を描いたSF超大作。

1988年に公開された本作は、10億円もの膨大な制作費をかけたこと、そして15万枚もの作画枚数による緻密でリアルなアクションシーンで国内のみならず国外からも多大な評価を獲得しました。

「予言」を紹介する前に、前情報として映画『AKIRA』のあらすじをネタバレありでご紹介します！

1988年、日本。「新型爆弾」による爆発を封切に、第三次世界大戦が起き、東京都市が壊滅。その31年後の2019年。日本の東京湾には高層ビルが建ち並ぶ新都市「ネオ東京」が国の中心となっていましたが、ビルのはるか下の地上では、政府に反発するデモ隊や暴走族、そして「軍(アーミー)」との抗争が続いています。

ある日、暴走族のリーダーの金田正太郎は、幼なじみの島鉄雄、仲間の山形、甲斐たちと共に、ライバルである暴走族「クラウン」と”ドリフトカーチェイス”で勝負をしていました。

バトルの最中、鉄雄がバイクを走らせていると、老人のようにシワだらけの少年・タカシと接触し、重傷を負ってしまいます。一方で、バイクと接触したと思われるタカシは無傷。

タカシは、軍が世界大戦前から極秘で進めていた研究により「超能力」が開花した子ども(ナンバーズ)でした。研究所で育ったタカシは外の世界に憧れ、研究所から脱走。

金田が鉄雄の元へ駆けつけたそのとき、謎のヘリコプターがやってきます。

ヘリコプターの中から、軍の最高指揮官・敷島大佐と、タカシと同じ「ナンバーズ」の少年・マサルが下りてきて、タカシと、重傷を負った鉄雄を連れ去ってしまうのでした。一方、金田は反政府組織を取り締まる軍に連行され、取り調べを受けることに。

留置所で取り調べを受けていた金田は、反政府組織として警察に捕えられた少女・ケイと出会い、彼女と二人で逃亡することに成功。一方、鉄雄は軍の研究所にいました。何と、鉄雄はタカシとの接触事故がきっかけで、超能力に目覚め、新たな超能力者として「実験体」にされた鉄雄は徐々に自我を失い始めます。

その後、研究所から脱走した鉄雄ですが、追ってきた軍に捕らえられてしまうのでした。

研究所では、予知能力を持つナンバーズ・キヨコが「人が大量に死ぬ」と予言。その頃、金田はケイと共に、鉄雄が捉えられている研究所に潜入。

一方、鉄雄は超能力のパワーが制御できず、ナンバーズの子どもたちを攻撃していました。そこで鉄雄は、時折自分の頭の中に出現する「アキラ」という少年の居場所をキヨコから聞き出します。

その場に駆け付けた大佐とドクター、そして金田とケイが、鉄雄を説得しますが、鉄雄は聞く耳を持ちません。結局、鉄雄はキヨコから聞き出したアキラの居場所へ一人で向かって行くことに。

鉄雄が向かっているのは、アキラが眠っている東京オリンピック会場の建設予定地。大佐は鉄雄がアキラと接触する前に、鉄雄を抹殺することを決意し、鉄雄を追いかけます。

一方、日頃から激しい頭痛に襲われている鉄雄は、頭痛薬を手に入れるために、かつて金田や山形、甲斐たちとよく訪れていたバー「春木屋」を訪れ、店長を殺害。

そこへ偶然、山形と甲斐が店にやって来ます。自我を失いつつある鉄雄は山形を殺してしまいます。

一方、投獄された金田とケイ。金田はケイから、1988年に爆発した「新型爆弾」の正体が、巨大なエネルギーを持つ超能力者・アキラであることを知ります。

アキラはナンバーズの一人で、軍の被験者だったのです。彼は体は鉄雄が向かっている東京オリンピック会場の開設予定地に眠っているようです。

その後、金田とケイはナンバーズの子どもたちの手助けもあり、牢獄からの脱出に成功し。脱獄した金田は、街で甲斐と遭遇し、山形が鉄雄に殺されたことを聞き、鉄雄と対決することを決意。しかし、鉄雄を止めようとするナンバーズの子どもたちに、ケイが連れ去られてしまいます。

自分を追う軍を振り切り、鉄雄は東京オリンピック会場の開設予定地に到着。ナンバーズのキヨコが、ケイの体を操って鉄雄を食い止めようとしますが、鉄雄の強大な力でねじ伏せられてしまいます。

アキラが眠っているとみられるカプセルを破壊する鉄雄。しかし、中に入っていたのは冷凍保存されていたアキラの臓器でした。アキラは実験体として体を解体されていたのです。

そのとき、レーザー砲を持った金田が鉄雄の前に。鉄雄は「俺は昔からお前が嫌いだった」と、これまで自信が抱えていたコンプレックスを吐き出し、金田に襲いかかります。運動神経のよい金田は鉄雄の攻撃をかわし、金田を追い詰めますが、レーザー砲のバッテリーが切れ、ピンチに陥ります。