アカデミー賞3部門受賞!人種を越えた友情を描いた感動作『グリーンブック』(2019)
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1962年、差別が残る南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニスト、ドン・シャーリーは、粗野で無教養のイタリア系、トニー・リップを用心棒兼運転手として雇うことに。黒人用旅行ガイド<グリーンブック>を頼りに、正反対のふたりは旅を始めるのだが――。
ステージを下りたドンへの差別的な扱いはトニーも衝撃を受けるものでした。最初は偏見があったイタリア系白人のトニー・リップがドン・シャーリーの勇気ある演奏旅行に感銘を受け、友情が育まれていきます。

【ネタバレあり】『グリーンブック』まとめ!2人の徹底した役作りに迫る!
https://pickup.cinemacafe.net/articles/25752019年に行われたアカデミー賞にて作品賞などを受賞した『グリーンブック』。 まだ人種差別が残る時代に、黒人と白人の2人による友情を描いた映画です。差別を描いた作品ですが、ユーモア溢れる演出や2人の演技によって、誰もが心温まる作品となっています。ここでは、アカデミー賞を獲得した2人の役作りや映画の見どころを紹介します!
2020年公開新作!冤罪事件と戦った黒人弁護士の感動の実話『黒い司法 0%からの奇跡』(2020)
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黒人への差別が根強い1980年代アラバマ州、犯してもいない罪で死刑宣告された黒人の被告人ウォルターを助けるため、新人弁護士ブライアンは無罪を勝ち取るべく立ち上がる。しかし、仕組まれた証言、白人の陪審員たち、証人や弁護士たちへの脅迫など、数々の差別と不正がブライアンの前に立ちはだかる。果たしてブライアンは、最後の希望となり、彼らを救うことができるのか――。可能性0%からの奇跡の逆転劇に挑む!
白人至上主義ともいえる、警察や司法機関の差別やずさんさが描かれています。実在するブライアン・スティーブンソン氏は、現在も冤罪の死刑囚を救う活動をしているそうです。アメリカでは、現在も冤罪の可能性のある死刑囚は10人に1人しか釈放されていないそう。
有人宇宙飛行を支えた黒人女性達の功績『ドリーム』(2017)
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1960年代初頭、旧ソ連との熾烈な宇宙開発競争での劣勢を覆すため、「宇宙飛行士ジョン・グレンを宇宙空間に送り出し無事に帰還させる」という合衆国の威信をかけた一大事業に尽力し、NASAの頭脳として最も重要な役割を担った3人の女性、キャサリン・ジョンソン、ドロシー・ヴォ―ン、メアリー・ジャクソン。大きな功績を残しながらも近年までほとんど語られなかった驚くべきこの3人の先駆者たちの物語は、性別や人種、世代を超え、全ての世代を大きな夢へと導いた感動の実話。
女性で黒人ということで、二重苦の差別と偏見の中、実力で認められていく黒人女性達の奮闘が描かれています。彼女達の強さが、観た後に爽快感と元気を与えてくれます。

『ドリーム』NASAの宇宙開発史を陰で支えた黒人女性たちの実話
https://pickup.cinemacafe.net/articles/661アメリカの宇宙計画の中に、なかなかスポットを浴びることがなかった黒人女性たちがいます。 差別も残る時代に、たくさんの嫌なことを目の前にしても自分の夢を諦めず大きな功績を残した女性たちです。 彼女たちの芯の通った行動は私たちに勇気をくれます。
白人社会に疑問を投げかけた女性ジャーナリスト『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』(2013)
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1960年代アメリカ南部。黒人のメイドが当たり前の社会で、作家希望のスキーター(エマ・ストーン)は育った。成長するにつれ、メイドの置かれた立場に疑問を持つようになったスキーターは彼女たちにインタビューを試みるが、メイドたちは固く口を閉ざす。唯一、インタビューに応えてくれた親友の家のメイドから語られる真実が、社会を揺るがす大事件へと発展する。
スキーターは自分と黒人女性達の差に気付き、違和感を覚え法律も勉強し始め、白人と黒人を分ける法律に驚きます。スキーターの誠実に向き合う姿が、家政婦達の心を開いたのかも知れません。

胸に刺さる、心に残る、絶対に感動する!50作品を一挙にご紹介!!
https://pickup.cinemacafe.net/articles/98梅雨の時期は家の中も外もジメジメ。なんだか気分も落ち込んでお出かけするのも億劫になっちゃいます。でもそんな時は家の中で感動の名作に出会えるチャンスですよ♡ 勇気が湧いたり、考えさせられたりする作品を観て自分に変化をもたらしてみませんか?
アメリカの人種、貧富格差をリアルに描いた『ブラインドスポッティング』(2019)
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オークランドが地元で黒人のコリンは保護観察期間の残り3日間を無事に乗り切らなければならない。コリンと、幼馴染みで問題児の白人マイルズのふたりは引越し業者で働いている。ある日、帰宅中のコリンは突然車の前に現れた黒人男性が白人警官に追われ、背後から撃たれるのを目撃する。発砲現場を目撃したことを切っ掛けに、コリンとマイルズは互いのアイデンティティや、急激に高級化する生まれ育った地元の変化などの現実を突きつけられ、2人の関係が試されることとなる。コリンは残り3日間耐えれば自由の身として新しい人生をやり直せるのだが、問題児マイルズの予期できぬ行動がそのチャンスを脅かす…。
黒人男性が撃たれたことで、コリンは自分と白人のマイルズの立場の違いを痛感します。コリンの葛藤と友情が試される3日間が描かれています。
アカデミー賞3部門受賞の今知るべき黒人映画の名作『それでも夜は明ける』(2014)
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1841年、南北戦争によって奴隷制度が廃止される前のニューヨーク。黒人音楽家・ソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていた。だが、ある日突然、彼は拉致され、“奴隷”としてニューオーリンズへ売られてしまう。その地でソロモンを待っていたのは、狂信的な選民主義者・エップスら白人たちによる容赦ない差別と暴力。虐げられながらも、決して“尊厳”を失わないことを心に誓うソロモンだが、そのまま12年の月日が流れてしまった。そんな中、奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者・バスとの出会いが、ソロモンの運命を大きく変えていく――。
奴隷制度廃止運動家のソロモン・ノーサップの自伝を基に、誘拐され、奴隷として働き、自由を諦めなかった黒人音楽家の12年間を描いた伝記ドラマです。1840年代の時代背景、奴隷制度、黒人の置かれている立場がわかります。奴隷制度こそ無くなりましたが、「黒人だから狙われた」という、あってはならない事件が今も起きています。

映画『それでも夜は明ける』あらすじ・ネタバレ・キャスト紹介!映画賞を総なめ?!
https://pickup.cinemacafe.net/articles/2400『それでも夜は明ける』は、19世紀前半の奴隷制度廃止前のニューヨークを舞台に描かれるヒューマンドラマ作品。スティーヴ・マックィーンが監督を務めた本作はアカデミー賞にて9部門にノミネート、3部門で受賞を果たしました。今回はそんな注目作『それでも夜は明ける』について紹介!
キング牧師と「血の日曜日」事件を描いた黒人映画の感動作『グローリー/明日への行進』(2015)
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