『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』ってどんな意味?
『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』日本ポスター - (c)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
インデペンデンス・デイ(Independence Day)は前作と同じく、独立記念日と言う意味。
普段は1776年7月4日のアメリカが独立を宣言した日を祝う日であることを意味するが、映画では人類がエイリアンに勝利した「人類独立記念日」というような意味合いもある。
リサージェンス(resurgence)とは復活・蘇生の意味。
20年前に襲来した恐るべき宇宙生物との戦いが再び始まったこと自体を意味しているが、映画の結末にある人類復活の希望も含めたタイトルと言えるだろう。
前作『インデペンデンス・デイ』のおさらい
■『インデペンデンス・デイ』を製作したのは
ローランド・エメリッヒ
監督ローランド・エメリッヒ、脚本ディーン・デヴリン、ローランド・エメリッヒで製作された。
今作『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』も同じコンビで製作されている。
■インデペンデンス・デイ』は映画の他に小説版とゲーム版がある
『インデペンデンス・デイ・エクステンデッド版』(C)1996 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
小説版は映画で脚本家を担当したデブリンとエメリッヒ監督の共著で、映画とほぼ同じ内容。
ケイス親子の確執エピソードや宇宙人の細かい描写などが、小説版ならではの見どころとなっている。
小説版には『スターゲイト』(1994)のジャクソン博士がエリア51で研究していたという描写もあり、同じ監督ならではの盛り込んだエピソードはSFファンには嬉しいところ。
ゲーム版は映画をもとに製作され、PCやコンシューマー機用として1997年北米版、欧州版が発売されているが日本国内では発売されていない。
前作『インデペンデンス・デイ』あらすじを紹介
■アメリカ独立記念日間近にそれは起こった
『インデペンデンス・デイ・エクステンデッド版』(C)1996 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
アメリカ独立記念日を二日後に控えた日、巨大な円盤型の宇宙戦闘機シティ・デストロイヤーがニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントンD.C.などアメリカをはじめ世界中の大都市の上空に出現。
宇宙人との交信を試みるがケーブル技師デイヴィッドは、衛星通信に奇妙なノイズとして傍受された信号が攻撃司令であることを知る。
政府にそれを伝えるがすでに遅く、宇宙船からの攻撃により主要な都市は破壊され、世界は窮地に立たされる。
翌日から戦闘機によって宇宙船への攻撃が開始されたが、バリアーによって無効化されロサンゼルスの海兵隊航空部隊はヒラー大尉以外全滅した。その際大尉が捕縛した宇宙人は、エリア51に移送された。
■宇宙人との接触
『インデペンデンス・デイ・エクステンデッド版』(C)1996 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
宇宙船の攻撃で司令部を破壊されたアメリカ政府は、かつて捕獲した宇宙人や小型宇宙船を秘密裏に研究していた施設エリア51に避難する。
ヒラー大尉が捕獲した宇宙人との対話で、宇宙人がオーキン博士を捕縛した際の声帯を用いた会話により彼らの狙いが地球人類の根絶と資源の奪取であることをを知った
アメリカ大統領であるホイットモアは廃墟となったヒューストンで核兵器使用を決断するが、宇宙船のバリアーの前には効果がなく人類にはもうなす術がなかった。
■人類対エイリアンとの存亡を賭けた戦闘
アメリカ独立記念日の7月4日、デイヴィッドが父ジュリアスと会話した何気ない話から、宇宙人が衛星信号を利用したように地球側からもコンピューターウイルスを、彼らの宇宙船に感染させバリアーを無効化し攻撃することを提案する。
ホイットモア大統領はこれを受諾し、全世界一斉攻撃作戦として世界にモールス信号で計画を伝えた。
ヒラー大尉とデイヴィッドはエリア51で研究された小型宇宙戦闘機アタッカーに登場し、宇宙船の母船へ向かう。
ホイットモア大統領や軍人、酔っぱらってばかりの元パイロット・ケイスなど戦闘機をあやつれるものはパイロットとしてエリア51に集まり、最期の戦闘へ備える。
『インデペンデンス・デイ・エクステンデッド版』(C)1996 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
■最終決戦へ
『インデペンデンス・デイ・エクステンデッド版』(C)1996 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
小型宇宙戦闘機アタッカーに登場したヒラー大尉とデイヴィッドは計画通り母船へ侵入し、コンピューターウイルスを発信しバリアーの一時無効化に成功。パイロットたちは戦闘機に乗り込み一斉攻撃を開始した。
母船側の戦闘機と地球側のアタッカーによる激しい空中戦のなか、あと一歩決め手が足りない地球軍。宇宙戦闘機シティ・デストロイヤーからの主砲攻撃を受けそうになったその時、酔っぱらいパイロット・ケイスが残っていたミサイルで攻撃をしかける。しかし故障で発射不能であることを知ったケイスは家族に別れを告げ、戦闘機ごと発射前の主砲へ飛び込み攻撃を成功させるのだった。
ケイスの自己犠牲的攻撃によりシティ・デストロイヤーは崩壊、ヒラー大尉とデイヴィッドの核ミサイル攻撃で母船も壊滅し人類はエイリアンの侵略を退けた。
ネタバレ注意!今作『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』あらすじ紹介
■壮絶な戦いから20年後の世界
エイリアンの襲撃を受けてから20年の歳月が流れ、再びアメリカ独立記念日を迎えようとしている人類。人類は前回の襲撃で得たエイリアンの技術を取り入れ、襲撃に対応できる防衛システムを構築し次の襲撃に備えていた。
月にある防衛基地で働くパイロット・ジェイクは地球にいる前大統領ホイットモアの娘で元戦闘機のパイロットである婚約者のパトリシアとテレビ電話中に、電波が遮断される事件が起こる。
その頃世界中で謎のリング状の印が多数発見され、アフリカにあった20年前のエイリアンの船も不気味に光りだしていた。
『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(C)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation and TSG Entertainment Finance LLC. All rights reserved.
原因を調査するためにアフリカに向かった地球防衛司令部ESD部長となったデイヴィッドはキャサリン博士らと共に宇宙船の調査を開始し、20年前の宇宙船から救難信号が発信されていることを知る。
時を同じくして前大統領ホイットモアは謎の頭痛に悩まされ、意識を失っていたオーキン博士が20年ぶりに目覚めるなど異変が始まっていた。
『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(C)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.