映画『エスター』を作った制作陣紹介
■監督はスリラー作品の巨匠ジャムウ・コレット=セラ
『アンノウン』(2011)や『フライト・ゲーム』(2014)などスリラー作品に定評がある監督。
『エスター』は監督作品としては三作目となっている。
■制作は監督とのタッグでおなじみのジョエル・シルバー
セラ監督とは監督の初作品『蝋人形の館』(2005)でタッグを組んで映画製作し、『シャーロック・ホームズ』(2009)、『スプライス』(2009)なども手掛けている。
映画『エスター』ネタバレ解説ありのあらすじ
■悲しみに暮れるコールマン家
© DARK CASTLE HOLDINGS LLC
3人目の子供を流産し、アルコールに溺れ一時は心を病んだケイトとその夫ジョン。二人は悲しみを忘れるため養子を取ることを決めた。
地元の孤児院を訪ね、シスターから孤児院では年長の9歳の少女エスターを紹介される。エスターは両親を火事でなくしたという。
絵を描くことが得意で年齢より大人びており少し風変わりだが、聡明さを見せるエスターを気に入ったケイトたちはこの冬エスターを養子に迎える。
■新しい家族・エスター
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家に戻ったケイトとジョンは長男ダニエルと次女マックスにエスターを紹介する。
生まれつき難聴で手話で会話するマックスと手話を通じてすぐ仲良くなるエスターだったが、ダニエルはあまり彼女が気に入っていないようだ。
家にあったピアノに興味をもち、ケイトに気に入られるエスターだったが翌日からはなぜかケイトに挑発的な態度を取り出す。
■エスターの奇妙な行動
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学校に通い出すエスターだったが古めかしいドレスを好み、首や手首のリボンを外さない彼女はいじめの的になる。
クラスの女子生徒にバカにされ、大事にしている聖書を取り上げられそうになり奇声を発し、大暴れしたエスターはクラスから浮いていく。クラスメートに嘲笑され、ダニエルはエスターを敬遠し疎んじる。
またケイトがエスターを歯医者に連れて行こうとするが、エスターは頑なに拒否するのだった。
家族で遊びにきた公園で雪遊びをしている最中、滑り台で自分をいじめた女子生徒と二人になりエスターは彼女を躊躇なく突き落とし大怪我をさせる。エスターを慕っていたマックスは現場を見ていたが、怯えて何も見ていないと両親に嘘をつく。
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シスターからは孤児院に来る前の様子はわからないが、エスターの周りではいくつか怪我や事故があるようだと言われるケイト。
ジョンには執拗に甘えて見せる一方、自分には態度が豹変しだしたエスター。なにかがおかしい…。
エスターが孤児院から持ってきた聖書に挟まれていた写真に書かれてあった精神病院に、彼女のことを問い合わせるがそんな少女は居ないと言われてしまう。
夫の浮気、なくした子供、エスターの異常な行動…全てに疲れ二度と飲まないと誓った酒を飲んでしまうケイトだった。
■エスターのさらなる奇妙な行動
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なくした子供の代わりにと大事にしていた温室の花を刈り取られ、怒りにまかせてエスターの腕をひねりあげるケイト。
その夜、エスターはケイトにひねられた腕を万力に挟みわざと自ら折り、ジョンに泣きつく。
ダニエルとエスターを車で学校に送ったとき、エスターはサイドブレーキを動かし車を後退させる。
あわてて追いかけるケイト。なんとか事なきを得たが車にあった酒瓶から、ケイトがおかしいと疑われてしまう。
別の日エスターはダニエルがボールをあてて瀕死にしてしまった鳩を石で潰して殺してしまう。
ダニエルはエスターを怖がりだす。始めは慕っていたマックスも恐ろしい行動を取り続けるエスターに怯えるがエスターから口止めをされる。二人は恐ろしいエスターの行動を両親には言えずにすっかり怯えていた。
『カーズ/クロスロード』(C)2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
シスターがエスターの経歴を調べ様子を伝えに来た。彼女を殺害する為マックスを道路に飛び出させて交通事故を起こすエスター。
車からなんとか逃げ出したシスターを無慈悲に撲殺し、無理やり協力させたマックスとともに遺体を引きずり、血まみれの手袋やハンマーをダニエルのツリーハウスに隠した。
エスターの自室にあった聖書や写真を不審に思ったダニエルが詰め寄ったため、エスターは笑いながらダニエルがいる小屋に火を放った。
■この子はなにかおかしい
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燃え落ちるツリーハウスから落下し病院に収容されたダニエル。ケイトたち家族とともに病院にきたエスターは集団からそっと抜け出し、ダニエルの呼吸器を外して、窒息させようとする。
アラームで気づいた医師がなんとか救ったものの、ケイトはやはりエスターが諸悪の根源だと彼女を突き飛ばし詰め寄る。これ以上許容できない妻の奇行だと捕らえた夫ジョンはケイトの話を信じず、彼女を入院させる。
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