「キリングバイツ」とは何なのか?
獣人どうしの命をかけた闘い「牙闘」を指す言葉。牙闘と書いてキリングバイツと読む。
日本にある四大財閥「石田財閥」「三門(みつかど)財閥」「八菱(やつびし)財閥」「角供(すみとも)財閥」がそれぞれの発言権をかけて各企業で雇った獣人同士を戦わせる「牙闘(キリングバイツ)」を「獣獄刹(デストロイヤル)」と呼ぶ。
『グラディエーター』 (C) APOLLO
戦闘に参加する獣人を獣闘志(プルート)とよび、「獣獄刹(デストロイヤル)」には各財閥に3人づつ獣闘志がスカウトされ、所属する獣闘士12人が参加し生死をかけて戦闘を繰り広げる。
蜜獾(ラーテル)の獣闘志(プルート)である瞳は石田財閥にスカウトされ「牙闘獣獄刹(キリングバイツデストロイヤル)」に参加した。
アニメ「キリングバイツ」は原作コミックスがある
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「キリングバイツ」は、村田真哉氏原作、隅田かずあさ氏作画による日本の漫画作品。
『月刊ヒーローズ』(ヒーローズ)にて2014年より連載中だ。
獣化特性をもった人間が改造され獣人となり、それぞれの能力を駆使して闘い合うバトル漫画で、現在17巻まで発刊されている人気作品だ。
紙媒体や電子書籍でも読める他、ヒーローズの漫画サイト「コミプレ」わいるどヒーローズにて連載中。無料配信ありで有料購読することができる。
アニメ制作はライデンフィルム
(C)2016 荒川弘・田中芳樹・講談社/「アルスラーン戦記」製作委員会・MBS
アニメ「キリングバイツ」の制作は「アルスラーン戦記」や「無限の住人-IMMORTAL-」「はたらく細胞BLACK」などを手掛けるライデンフィルム。
劇場版アニメ『どうにかなる日々』なども手掛けるコアな作品作りで定評のあるアニメ制作会社だ。
アニメ「キリングバイツ」は2018年1月から全12話で放送され、ブルーレイディスクで全4巻が販売されている。
アニメ「キリングバイツ」簡単なあらすじまとめ
■可愛いあの子は最強で最凶な獣人
『AWAKE』 (C) 2019『AWAKE』フィルムパートナーズ
周りに流されやすく気弱で自己主張の足りない大学生、野本裕也はかつての知り合いに誘われたドライブで美少女女子高生・宇崎瞳(うざき ひとみ)と出会う。
ナンパのドライバーとして参加したはずが、知り合いがナンパではなく拉致を計画していたことを知り、車を停めてなんとか兇行を止めようとするがすでに車内では、なんと瞳によって全員死亡するという事態になっていた。
可愛らしい外見とは裏腹の狂暴な獣人である瞳と知り合い、殺されるかもしれないと怯える野本はその体を担保にされながら獣人同士を戦わせる戦闘ゲーム、牙闘(キリングバイツ)の戦闘に巻き込まれる。
戦闘獣人・獣闘士(ブルート)としての瞳の初めての戦闘で勝利を納めたその凶暴な戦闘スタイルを目のあたりにした野本はそのままわけもわからず瞳の保護者を名乗る牙闘(キリングバイツ)管理局長・祠堂零一(しどう れいいち)により1億円を持を渡され、ゲームのプレイヤーとして牙闘(キリングバイツ)に参加することになってしまう。
■「牙闘獣獄刹(キリングバイツデストロイヤル)」で生き残れ
「新どうぶつ奇想天外!~さかなクン自慢の珍魚に吉岡里帆も絶賛!動物の特殊能力SP」-(C)TBS
祠堂の指示により「牙闘(キリングバイツ)」のプレイヤーとなった野本のアパートで共同生活を強いられながら、野本の通う大学に潜入しボディーガードとしてそばにいる瞳。
退屈して逃げ出したトイレで八菱財閥に所属するチーターの獣闘士・中西獲座(えるざ)と遭遇するが小競り合い程度で大きな戦闘にはならず事なきを得る。
その後獣闘士不足で助っ人を探していた石田財閥からスカウトを受け「牙闘獣獄刹(キリングバイツデストロイヤル)」へ野本と瞳は参加することに。
野本のほかは日本を牛耳る四大財閥「石田財閥」「三門(みつかど)財閥」「八菱(やつびし)財閥」「角供(すみとも)財閥」のトップが集まる「牙闘獣獄刹(キリングバイツデストロイヤル)」は、一筋縄では行かない高度な戦略と陰謀のるつぼだった。
『ライオン・キング』(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
■ただ牙の強いほうが勝つそれが「牙闘(キリングバイツ)」
『ピーターラビット』
瞳たちのチームに気弱な獣闘士・稲葉初(うい)も加わり、他財閥からはそれぞれ屈強な戦士たちが参加、各財閥のトップの陰謀や管理局長・祠堂零一の思惑、瞳の出生と強さの秘密など様々な謎をはらんだまま壮絶な闘いが始まった。
屈強で老獪な戦闘を繰り広げる獣闘士たちに勝つ事はできるのだろうか。だが生きるためには全てをかけて勝ち残らねばならない。ただ牙の鋭いほうが勝つ、それが「牙闘(キリングバイツ)」なのだから。
野本と瞳はコンビとしてうまくゲームをこなしながら、仲間と共にゲームを勝ち上がっていく。
牙闘(キリングバイツ)参加の「三門(みつかど)財閥」の強豪選手、獣闘士・穿山甲(パンゴリン)の猛攻で各選手が全滅仕掛ける中、瞳が完全獣化して攻撃することでなんとか勝利を掴む。
■新たなる牙闘(キリングバイツ)が始まる
1億円が当たる…かも?
角供財閥の横槍や三門財閥トップの粛清など混迷を極めたキリングバイツ終了後、優勝チームの石田財閥が牙闘(キリングバイツ)を仕切る事となった。
プレイヤーとして計3億を手にした野本は、瞳たちが消えたアパートでまた普通の大学生活に戻っていく。
ある日瞳に呼び出された野本と瞳はお互いとの闘いの日々を懐かしく話合うが、祠堂の指示で瞳は野本をその手にかけてしまう。
今大会の後始末の仕事を終えたはずの瞳だったが、管理委員会から来た迎えの車内でなぜか静かに涙を流すのだった。
数年後東京湾内人工島に獣人特区こと獣人が自由に住む獣人特別自治区がつくられた。
その中央部、牙闘(キリングバイツ)のメイン開催地となるKBスタジアムには二人の少女が向かっていた。
「ここでキリングバイツのチャンピオンになる。」そう誓う少女の背後であの日瞳が手にかけたはずの野本が不敵に微笑んでいた。
牙の鋭いほうが勝つ。それが牙闘(キリングバイツ)。
様々な思惑をまとって再び血湧き肉躍る闘いが始まる。
アニメ「キリングバイツ」に登場する魅力的な主要キャラクター紹介
■小型哺乳類最強!蜜獾(ラーテル)/宇崎瞳
勝ち気で傲慢な蜜獾(ラーテル)の獣闘士(ブルート)。
高い身体能力と防御力、恐れを知らない攻撃性を持つ新人獣闘士で、必殺技は鋭利な爪で敵を切り裂く「蜜獾斬(スラッシュ)」。
普段は女子高生として暮らしている。甘いものが大好き。
心酔している祠堂の前では年齢相応の少女らしい可愛らしさも見せる。