<ジャッキー・チェンのプロフィール>
■7歳で「中国戯劇学院」に入門!
若かりし頃のジャッキー・チェン -(C) Getty Images
ジャッキー・チェン(本名.成龍)は1954年4月7日生まれ、香港出身のアクション俳優です。
7歳の時から京劇役者育成校の「中国戯劇学院」に入り、学内優秀成績者で構成されるグループ「七小福」のメンバーに抜擢されました。
■香港カンフー映画黄金期を支えた「香港ビッグ3」は幼少期に出会っていた!
イップ・マン 葉問 1枚目の写真・画像
「七小福」のリーダーは、『五福星』シリーズや『プロジェクトA』などでジャッキーと共演、最近では『イップ・マン』などにも出演する、香港映画界の大物映画プロデューサー、サモ・ハン・キンポ(写真左)でした。
『燃えよデブゴン』シリーズも大人気でしたよね!
太ってるのにカンフーのキレは抜群で貫録バッチリ!本当に爽快でした。
そして1979年に『モンキー・フィスト 猿拳』で主演デビューし、その後人気スターとなったユン・ピョウは「七小福」時代の弟分。
まさに香港カンフー映画黄金期を支えた「香港ビッグ3」は、幼い頃にここで運命の出会いを果たしていたのです。
■ "コミカルなカンフー映画" で大躍進!
1970年代の前半、ジャッキーはブルース・リーの映画『ドラゴン怒りの鉄拳』『燃えよドラゴン』に端役で出演し、その後は『ジャッキー・チェンの秘龍拳/少林門』『少林寺木人拳』など、その頃主流だった "シリアス路線のカンフー映画" で主演を務めましたが、大ヒットとまではいきませんでした。(後付けで人気作品とはなりましたが…)
一重の精悍な眼差しが印象的です。
ジャッキー・チェン -(C) Getty Images
1978年になるとジャッキー自身の個性を生かした "コミカルなカンフー映画" に活路を見出し『スネーキーモンキー 蛇拳』が大当たり!
ここからジャッキー映画の大躍進が始まったのです。
■空前のジャッキー映画ブームが巻き起こる!
80年代にはアジア圏・日本で空前のジャッキー映画ブームが巻き起こりました!
現在日本で活躍する俳優・コメディアン・TVスターの中には、ジャッキー映画に魅了され、ジャッキー・チェンをリスペクトしている人が沢山いますよね。
ジャッキー自身サービス精神旺盛で "キュートな日本語" を話し、バラエティやCMにも沢山登場していました。
その後ハリウッドにも進出。
紆余曲折ありましたが、数多くのアクション映画をヒットさせ、2016年には映画界における多大な貢献や成功を収めてきた人に与えられる "アカデミー賞 名誉賞" を受賞したのです。
<ジャッキー・チェン映画おすすめ12選!>
■①『ドランクモンキー/酔拳』- ジャッキー映画がブレイクした記念すべき作品!コミカル・カンフーの金字塔!
1978年、『カンニング・モンキー/天中拳』『スネーキーモンキー/蛇拳』などのコミカル・カンフー映画でブレイクを果たしたジャッキー・チェン(当時24歳)。
同年公開作品の中でも、この『ドランクモンキー/酔拳』は特に人気ありますよね。
コミカル・カンフーの金字塔と言えるでしょう。
酔っぱらってグネグネなのに、そのカンフーは何ともダンサブルでキレッキレ!
当時のジャッキー映画って、必ず個性豊かな "師匠" が登場し、ジャッキー扮するチャラ・ロン毛の青年が逞しく成長し、苦戦しつつも強敵をやっつける...という安定の "お約束" がありました。
分かっていても全部観ちゃう!という中毒性がありましたね。
『酔拳2』- (C) Paragon Films, Ltd.
1994年には、自身でリメイクした『酔拳2』も公開されました。
ジャッキーが大好きなバスター・キートン(世界の三大喜劇王)へのオマージュも絡ませつつ、型破りなアクションシーンを展開させた快作です。
■②『ヤング・マスター/師弟出馬』- ゴールデン・ハーベスト移籍第一弾!ユン・ピョウとの初共演も!
『ヤング・マスター/師弟出馬』は1980年のジャッキー・チェン主演作品です。(当時26歳)
ジャッキー・チェンがゴールデン・ハーベスト社に引き抜かれて第一弾の監督・主演作品。
そして「七小福」の弟分、ユン・ピョウがジャッキー映画で初登場した作品でもあります。
武術指導者であり、アクションのキレの良さではダントツに評価の高いユン・ピョウとの "若き日" のカンフー対決はゾクッとするほどカッコよく、そして痛快!
安定の "絡み芸" を楽しむことが出来ます。
兄弟のように切磋琢磨して生きてきた友、そしてお世話になった名門道場の先生の為に大悪党一味と闘うハメになった青年の奮闘劇。
縄・キセル・剣、そして椅子等...様々な小道具を使ったアクション・シーンの軽快さも、いかにもジャッキー映画らしくて見ごたえバッチリです!