エル・ファニングって?
エル・ファニング-(C)Getty Images
エル・ファニングはアメリカ・ジョージア州出身の女優で、1998年4月9日生まれの21歳。父親のスティーヴは元野球選手、母親のジョイは元テニス選手と両親共にアスリートで、それもあってか身長は175センチのモデル体型。真っ白な肌にブロンドのストレートヘアをもち、いつまでもピュアなイメージが強い彼女ですが、演技を始めたのはなんと2歳の頃というから驚きですよね!子役の頃から共演者たちから評価を得ていたエル。最近は話題作にも続々と出演し、今注目の若手女優の一人です。
エル・ファニングの姉はあのダコタ・ファニング!
ダコタ・ファニング-(C) Getty Images
ダコタ・ファニング&エル・ファニング
エルの4歳年上の姉、ダコタ・ファニングも女優です。彼女も子役の頃から活躍していて、『アイ・アム・サム』や『宇宙戦争』、『オーシャンズ8』などに出演している実力派人気女優ですよね!ダコタとエルの姉妹はとっても仲良しだそうで、よく一緒に買い物に出かけるほどなのだとか。
■姉妹であの『となりのトトロ』に声の出演!
徳間アニメ絵本「となりのトトロ」宮崎駿/原作
ファニング姉妹ですが、実は子役時代、あのスタジオジブリ『となりのトトロ』の英語版で、サツキとメイの吹き替えを演じていたのをご存知でしたか?実際の姉妹が演じているなんて素敵ですよね。なかなか英語吹き替えで日本のアニメを観る機会はないかと思いますが、彼女たちの声の演技は聞いてみたい!
エル・ファニングの主な出演映画作は?
エル・ファニング『マレフィセント』/Photo:TORU HIRAIWA
幼少期から映画やドラマに出演しているエル。既にキャリアをスタートしていた姉のダコタ・ファニングの演じた役の幼少時代を演じることが中心でした。あくまでもメインキャストは姉のダコタ。しかし、彼女はそんな状況を自らの力で切り開いていきます。ダコタも実力のある女優ですが、彼女とはまた違ったエルだけの魅力を見せるようになり、今では主要な役柄を数多くこなすようになりました。
そんな彼女の出演作を見ていきましょう。
ブラピ、ケイト・ブランシェットとの共演『バベル』
『バベル』 -(C)2006 by Babel Productions, Inc. All Rights Reserved.
2006年に公開された、聖書に基づく題材で話題をよんだ映画『バベル』。ブラッド・ピットとケイト・ブランシェットが主演しています。日本の描写もあり、役所広司さんや菊地凛子さんが出演したことでも話題になりましたよね!エルは、ブラピとケイトが演じた夫婦の娘役で登場します。この時に、エルの演技は彼らから評価されたそうで、今後の共演にも繋がっていくことになります。
『帰らない日々』
© 2007 Focus Features LLC. All Rights reserved
© 2007 Focus Features LLC. All Rights reserved
2007年に公開されたサスペンス映画『帰らない日々』。日本では2008年に公開されました。ひき逃げにあい、突然愛する息子を失ってしまったホアキン・フェニックス演じるイーサン。早く犯人を突き止めたいものの、なかなか進まない捜査…。しびれを切らしたイーサンは、街の弁護士ドワイト(マーク・ラファロ)の元を尋ねます。しかし、なんとこのドワイトこそが、息子をひき逃げした犯人でーーー。
衝撃の展開が待ち受ける『帰らない日々』の中で、エルはイーサンの娘エマ役を演じています。
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で再びブラピと共演!
© 2008 Paramount Pictures Corporation and Warner Bros.
生まれた時老人で、歳をとるごとにだんだんと若返って行くという奇病を持った男性の生涯を描いた話題作『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』。主演はブラッド・ピット、ケイト・ブランシェットで、エルとは二度目の共演となりました。エルが演じたのは、ケイトが演じたデイジーの幼少期。
ブラピの主演男優賞を含め、アカデミー賞でも多くの部門でノミネートされた作品です。
ブレイクのきっかけ『SUPER 8/スーパーエイト』
『SUPER 8/スーパーエイト』 -(C) 2011 PARAMOUNT PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.
エルが主役級の役を演じブレイクのきっかけとなったのは、2011年公開の映画『SUPER 8/スーパーエイト』でのアリス役!この作品の主人公は全て子どもであり、その子どもたちが宇宙人と対峙するというSF作品。監督はSF映画を得意とするJ・J・エイブラムス監督で、あのスティーヴン・スピルバーグもプロデューサーとして参加しています。『未知との遭遇』や『E.T.』といった有名なSF作品のオマージュも盛り込まれていて、SFファンの話題を呼びました。エルはこの作品で広く知られるようになり、「ダコタの妹」ではなく「エル・ファニング」として認知されるようになりました!
『Virginia/ヴァージニア』ではスリリングな役柄を
『Virginia/ヴァージニア』 -(C) Zoetrope Corp.2011
『SUPER 8/スーパーエイト』の同年に公開された映画『Virginia/ヴァージニア』では主役を演じたエル。巨匠フランシス・コッポラが脚本および監督を務め、話題となったスリリグホラー作品で、エルが演じたのはヴァル・キルマー演じるホールの夢に出てくる謎めいた美少女V。
Virginia/ヴァージニア -(C) Zoetrope Corp.2011