『ツォツィ』(2007)
2005,南アフリカ、イギリス,メディアスーツ
©2004 Tsotsi Films (PTY) LTD.All Rights Reserved.
南アフリカ――ヨハネスブルグにある旧黒人居住区ソウェトの貧しいスラム街。ツォツィ(プレスリー・チュエニヤハエ)は、自分の過去と本名を封印している。彼は幼い頃から、たったひとり、社会の底辺で生きてきた。名前も、過去も、未来もなく、怒りと憎しみだけを心に積もらせて。“仕事場”のヨハネスブルグ中央駅に向かうツォツィと仲間たち。今日の獲物は、背広を着た恰幅の良い黒人男性だ。電車の中で、男の財布を奪う。思わず声を上げる男の腹に、躊躇することなくアイスピックが差し込まれた…。
生きる意味を見失い犯罪ばかり繰り返していた少年がひとりの赤ん坊と出会い人間として変化していく物語です。心温まる人間ドラマが魅力です。
『キナタイ -マニラ・アンダーグラウンド-』(2011)
2009年,フランス、フィリピン
© Swift Productions 2009
新しく生まれてくる子供のために、若い恋人との結婚を控える警察学校の生徒として貧しい生活を送るペッピング。金を稼ぐ機会があれば、少しくらい汚れた仕事でも引き受け、すでにサイドビジネスとして麻薬の売買で小銭を稼いでいた。そんなある日、汚職に手を染めている友人からある仕事を頼まるのだが...。
リアルに徹した作品です。マニラの日常を描写しているなかに物語が自然に流れ込みます。
『アドレナリン』(2007)
2006,アメリカ、イギリス,ムービーアイ
©2006 LIONS GATE FILMS INC. And LAKESHORE ENTERTAINMENT GROUP LLC All Rights Reserved.
マフィアを抜ける決意をしたひとりのヒットマン。しかし組織はそれを許さなかった。報復は死ではなく、特殊な薬を投与すること。その薬は体内のアドレナリン量が一定以下になると死に至るというとんでもない代物だった。アドレナリンを放出するために自らを危険に晒し続けなければならない、という究極の恐怖を体験することになった彼の運命は...!? 『トランスポーター』シリーズで新たにアクションスターの座を不動のものにした ジェイソン・ステイサムが放つノンストップ・アドレナリン・アクション。
最初から最後まで全力疾走の映画です。絶体絶命の状況を無理やり打開する爽快感もあります。
『アウトロー』(2013)
2012,アメリカ,パラマウントピクチャーズ ジャパン
© 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
元軍のエリート捜査官で、いまは街から街へと放浪を続ける一匹狼となった“ジャック・リーチャー”の活躍を描く――。
デジタル時代を生きるアナログヒーローというのがとても新鮮です。インターネットテクノロジーが進歩した現代だからこそ評価される作品だと思います。
『アメリカン・ギャングスター』(2008)
2007,アメリカ,東宝東和
© 2007 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
70年代の初頭、ニューヨークのハーレムを仕切るギャングのボスに仕えてきた運転手・フランク(デンゼル・ワシントン)は、ボス亡き後、一匹狼として生きることを決意。べトナム戦争の軍用機を利用して東南アジアの麻薬を密輸する計画を思いつく。自身の戦略を駆使して、瞬く間に巨万の富を築き、やがてマフィアにも一目置かれるように。やがて彼は、麻薬王に上り詰めていく。
法律を守ること、愛する人を守ることなど人によって正義が違うということについて考えさせられます。
『L.A. ギャング ストーリー』(2013)
2012,アメリカ,ワーナブラザーズ
© 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS(BVI)LIMITED
1949年ロサンゼルス、ギャング王ミッキー・コーエン(ショーン・ペン)はドラッグや銃器売買、売春などで得た金で街を牛耳っていた。警察や政治家も意のままに操るコーエンに誰も歯向かえずにいたが、街の平和を取り戻すべく6人の男たちが立ち上がる。ロサンゼルス市警のジョン・オマラ(ジョシュ・ブローリン)とジェリー・ウーターズ(ライアン・ゴズリング)らのチームは、身分を隠し闇社会に戦いを挑んでいく。
男たちが危険を冒して戦う姿がかっこいいです。ストーリーはテンポがよくて分かりやすくて観やすい映画となっています。
『ロックンローラ』(2009)
2008,イギリス,ワーナー
© 2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
ロシア人マフィアの一味が、不正な土地取引に目をつけ、それを横取りするために数百万ドルという大金をつぎ込んだことで、ロンドン中の闇社会が動き出した。危険な犯罪者のボスやセクシーな会計士、汚職警官、ツキに見放されたコソ泥たちまでが、互いに共謀したり衝突しながら手早くお金持ちになるために奔走する...。全世界で総額4億4千万ドルの興行収入を記録した『300<スリー・ハンドレッド>』のジェラルド・バトラー最新作。
『しあわせカモン』(2013)
2012,日本,アークエンタテインメント
© 2012 TCエンタテインメント
ヤクザと結婚した扶美江(鈴木砂羽)は、ひとりの子供を授かる。しかし、扶美江は次第に夜の世界へと足を踏み入れていく。そんな姿を見て荒れた青春時代を送る息子・哲也(石垣佑磨)。しあわせな暮らしを追いかけながらも、深い闇の中ですれ違う母子の絆。非行、覚せい剤...。二人の愚かしい行為が、しあわせの芽をことごとく摘んでゆく。悲しい記憶を音楽に託した哲也と、そんな息子を支えに薬物の幻覚と闘う扶美江。やがて、二人の間に希望の光がさし始める。しかし、その希望を手にしたとたん扶美江は長年の薬物依存の影響で、体と心は少しずつ衰弱していた...。
『クローズ ZERO』(2007)
2007,日本,東宝
© 2007高橋ヒロシ/「クローズZERO」製作委員会
ワルガキたちが集まる鈴蘭男子高等学校、通称“カラスの学校”。最強かつ最凶の高校として悪名を轟かせている鈴蘭だったが、不良たちが多すぎてまとまりがなく、多数の派閥が勢力争いを繰り返していた。その鈴蘭で県内最強と恐れられている“リンダマン”こと2年の林田恵(深水元基)。しかし彼は派閥争いには全く興味を示さない。現在の最大勢力は、3年の芹沢多摩雄(山田孝之)が率いる“芹沢軍団”だ。しかし校内には芹沢に敵対する第2、3の勢力も存在しており、相棒の辰川時生をはじめ実力者が揃う芹沢軍団ですら、鈴蘭制覇は全く容易ではなかった。そんな鈴蘭に、不可能と言われている鈴蘭制覇を本気で狙う男・滝谷源治(小栗旬)が転入してくる...。
ヤンキー映画ならではのあつさがあり喧嘩シーンがかっこいいです。ストーリーの中では不良たちの覇権争いがとても面白いです。
まとめ
『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』(C)2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
アウトローを描いた映画を紹介しましたが、いかがでしょうか。大きな勢力に立ち向かう姿がとてとかっこいいので気になった作品があればぜひ観てくださいね。