『ダークナイト』(2007年)
2007,アメリカ,ワーナー
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ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)とデント地方検事に助けられながら、バットマン(クリスチャン・ベイル)は街で起こる犯罪撲滅に成果を上げつつあった。だが、ジョーカー(ヒース・レジャー)と名乗る犯罪者の台頭により、ゴッサム・シティは再び混乱状態に陥る。ジョーカーは、バットマンにとって最強の敵。この新たな脅威を葬り去るため、彼はあらゆるハイテク武器を駆使し、信じるもの全てと衝突しなければならなくなる...。クリスチャン・ベイルが再びバットマンに扮し、クリストファー・ノーラン監督とタッグを組み、新たな悪との戦いを繰り広げる。
頭脳戦や罠やかけひきなどが綿密に勝負の中に盛り込まれていて単なる力と力のぶつかり合いではありません。ストーリーやキャラクターがよく作り込まれていてとても面白いです。
悪役:ジョーカー(ヒース・レジャー)
『ダークナイト』-(C)APOLLO
過去に何人もの名優が演じたバットマンの最大の敵ジョーカー。その中でも本作のジョーカーは史上最高の悪役と言っても過言ではないでしょう。その理由は、ヒース・レジャーの完成された演技力にあります。ヒース・レジャーは、役作りに専念するため6週間ホテルに閉じこもったそう。外部との連絡を途絶え、サイコパスになりきり、ひたすら演技の練習にはげんだ結果、史上最高の悪役が完成されました。

クリストファー・ノーラン監督作品2008年の『ダークナイト』で、バットマンの永遠の敵であるジョーカーを演じたヒース・レジャー。ジョーカー役を演じる俳優の中でも一際支持を得ている彼と、その衝撃の死因についてまとめました。
『イングロリアス・バスターズ』(2009年)
2009,アメリカ,東宝東和
© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
ナチス占領下のフランス。家族を殺された少女・ショーシャナ(メラニー・ロラン)は、劇場の支配人として身分を隠しながら、ナチスを根絶やしにする壮大な復讐計画を進める。時を同じくして、アルド・レイン中尉(ブラッド・ピット)率いるユダヤ系アメリカ人兵士の特殊部隊が、各地でナチスを次々と始末していた。その残虐な手口から“バスターズ”と呼ばれ、恐れられる彼らは、ドイツ人女優になりすました英国スパイと共に、打倒ナチスの極秘ミッションに参加する。周到な復讐計画を進めるショーシャナと、ナチスを片っ端から始末するバスターズ。それぞれの作戦が、劇場で開催される、ヒトラー総統を招いたナチのプロパガンダ映画のプレミア上映会で交錯する...。『パルプ・フィクション』などで知られるクエンティン・タランティーノ監督作。ブラッド・ピットがならず者軍団を取り仕切る中佐役を演じる。
容赦なしのとても恐ろしい男がユーモラスだったりと残虐ではあるものの憎めないキャラクターたちが魅力的でとても面白い作品です。
悪役:ハンス・ランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)
クリストフ・ヴァルツ-(C) Getty Images
ナチス・ドイツの親衛隊将校で残忍で冷酷且つ、天才的な頭脳を持つハンス・ランダ。紳士的な態度で、相手にじっくりと恐怖を味あわせながら、嘘を見破るシーンは迫力があります。クリストフ・ヴァルツはこの演技でカンヌの男優賞やアカデミー助演男優賞などを獲得。今まで演じた悪役の中で最高のキャラクターだったと語っています。

クリストフ・ヴァルツ出演作品5選!『イングロリアス・バスターズ』『ビッグ・アイズ』卓越した演技力!
https://pickup.cinemacafe.net/articles/555『ジャンゴ 繋がれざる者』や『007 スペクター』など、主役そっちのけの卓越した演技力を発揮するクリストフ・ヴァルツの出演作5選をご紹介します。
『ノーカントリー』(2007年)
2007,アメリカ,パラマウント、ショウゲート
© 2007 Paramount Vantage, A PARAMOUNT PICTURES company. All Rights Reserved.
狩りの途中で偶然、大量のヘロインと200万ドルという大金を見つけた、ベトナム帰還兵のモス(ジョシュ・ブローリン)。金を持ち去った瞬間、彼の運命の歯車が大きく狂い始める――。法と正義を信じる年配の保安官・べル(トミー・リー・ジョーンズ)や警察を巻き込みながら、執拗に追ってくる謎の殺し屋・シガー(ハビエル・バルデム)から逃げるモス。果たしてモスは逃げ切ることができるのか?ベルは危険に瀕したモスを救うことができるのか?そしてシガーはモスを射止めることができるのか?3人の男の思惑と自信が絡み合い、意外なクライマックスを迎えることとなる...。アメリカ西部、テキサスの町を舞台に、鬼才・コーエン兄弟が放つ、ドラマティックな犯罪スリラー。
殺し屋が冷酷で狂気を帯びていてとにかくものすごいです。音楽よりも吹き抜ける風の音を優先して聴かせることで独特の緊張感がうまれていてその世界観にのめり込んでしまいます。
悪役:アントン・シガー(ハビエル・バルデム)
『ノーカントリー』 -(C) 2007 Paramount Vantage, A PARAMOUNT PICTURES company. All Rights Reserved.
静かに忍び寄ってくる死神のような殺し屋、アントン・シガー。おかっぱ頭のヘアスタイルや愛用の武器であるキャトルガン(屠畜用空気銃)といったビジュアル面でのインパクトも絶大で、映画史に残る極悪の殺し屋として今もなお語り継がれています。

『007』のアカデミー怪演男優ハビエル・バルデム出演映画12選!新作も紹介!
https://pickup.cinemacafe.net/articles/2559スペインが産んだ個性的過ぎるアカデミー俳優、ハビエル・バルデム。セクシーでギラギラした存在感と、どこかデンジャラスで何かしでかしそうな雰囲気が魅力的で、私生活ではペネロペ・クルスの夫。『007 スカイフォール』での悪役怪演っぷりに興味を持った方も多いのでは?今回は彼の出演作を通して、その魅力をたっぷり紹介していきます。
『ナイトクローラー』(2014年)
2014,アメリカ,ギャガ
© 2013 BOLD FILMS PRODUCITONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
学歴もコネもなく、仕事にあぶれたルー(ジェイク・ギレンホール)は、ある日事故現場を通りかかり、テレビ局に悲惨な映像を売って稼ぐ<ナイトクローラー>と呼ばれる報道スクープ専門の映像パパラッチの存在を知る。さっそくビデオカメラを手に入れたルーは、警察無線を傍受しながら事件や事故の発生を待ち、猛スピードで車を走らせ、現場に駆け付ける。良心の呵責など1秒たりとも感じない彼の過激な映像は高く売れるが、局の要求はさらにエスカレートしていく。そして、遂にルーは一線を越える──。
主人公の狂気がスクリーンを超えて伝わってきます。カーアクションがとてもかっこよくみどころ満載の作品です。
悪役:ルイス・ブルーム(ジェイク・ギレンホール)
ジェイク・ギレンホール主演『ナイトクローラー』 ー(C)2013 BOLD FILMS PRODUCITONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.