『ジュリー&ジュリア』
2009,アメリカ,SPE
ニューヨークで暮らす派遣OLのジュリー(エイミー・アダムス)は、料理人のジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)が50年前に試みたように、フランス料理をマスターしようと決意。ジュリアの遺した有名料理本の全レシピに挑戦する。そして、料理の深い愛情とジュリアの導きによって腕を磨き、365日で524の全てのレシピを制覇したジュリー。ジュリアの教えを吸収した彼女は、料理に対する情熱をもって自分自身の人生にも大きな変化を起こしていく――。
主人公のふたりがとてもチャーミングで観ているだけで癒されます。登場人物が料理を楽しんでいるのが伝わってきて、観てる方も楽しくなります。
『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』
2011,アメリカ,ディズニー
© 2011 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
1960年代アメリカ南部。黒人のメイドが当たり前の社会で、作家希望のスキーター(エマ・ストーン)は育った。成長するにつれ、メイドの置かれた立場に疑問を持つようになったスキーターは彼女たちにインタビューを試みるが、メイドたちは固く口を閉ざす。唯一、インタビューに応えてくれた親友の家のメイドから語られる真実が、社会を揺るがす大事件へと発展する。
人種差別という思いテーマを扱っていますが軽やかに描かれていて笑えるコメディ映画となっています。
『シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~』
2014,日本,ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ロサンゼルスにある一流レストランの総料理長カール・キャスパー(ジョン・ファヴロー)は、メニューにあれこれと口出しするオーナー(ダスティン・ホフマン)と対立。言われるがままの想像性の乏しい料理を作ることを拒否し、突然店を辞めてしまう。次の就職先が決まらないまま思いがけずに訪れたマイアミで、絶品のキューバサンドイッチと出会うカールは、元妻(ソフィア・ベルガラ)、友人(ジョン・レグイザモ)、息子(エムジェイ・アンソニー)の手を借りて、フードトラックの移動販売を始めることに。マイアミからロサンゼルスまで究極のサンドイッチを売る旅に出たカールは、自分の原点に立ち戻り、料理に対する情熱と人生への熱意を取り戻そうとする――。
大胆でいかにもアメリカンって感じの映画です。個人的にはレストランが大きくなってにつれて息子も成長していく様が注目ポイントです。
『LIFE』
2013,アメリカ,20世紀フォックス映画
© 2013 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
雑誌「LIFE」の写真管理部に務めるウォルターは、何ひとつ変化のない日々を繰り返していた。唯一の楽しみは、虚しい現実から逃避して突飛な空想に浸ることだけ。そんな中、「LIFE」誌の廃刊が決定。最終号の表紙を飾る大切な写真がないことに気づいたウォルターは一大決心をして、カメラマンを捜す旅に出ることに。その波乱万丈な道のりは、彼の人生を一変させることになる…。
話が作り込まれていて話の中に数多くのオマージュやパロディがあります。主人公の生き方からメッセージが受け取れるような作品です。
『リトル・ランボーズ』
2007,フランス、イギリス,スタイルジャム
© Hammer&Tongs,Celluloid Dream,Arte France,Network Movie,Reason Pictures
イギリスの片田舎に住む11歳の少年・ウィル。厳格な戒律を守るプリマス同胞協会である彼の家庭では、テレビも見てはダメ、フィクションの小説もダメ。ポップスも禁止、新聞、スポーツ観戦、ラジオ、芸術、もちろんアクション映画なんて禁止中の禁止事項だ。そんなウィルは、偶然クラスのいじめっ子・カーターと出会い、ある日突然、彼の家で『ランボー』を見てしまう。初めて見るテレビ、初めて見る映画、はじめて見るランボー! すっかりランボーの虜になってしまったウィルは、放課後になると“プチ・ランボー”に変身して、カーターの映画製作に協力するのだった。ところが不慮の事故が起こり、ウィルは入院する羽目に…。映画『ランボー』に憧れた11歳の少年が繰り広げる、とびきりポップなコメディ。『銀河ヒッチハイク・ガイド』のガース・ジェニングスの長編映画2作目。
エンターテイメント性は少ないヒューマンコメディといった感じの作品となっています。少年の胸の高鳴りが伝わってきてワクワク感を楽しめます。
『イヴ・サンローラン』
2010,フランス,ファントム・フィルム
© 2010 LES FILMS DU LENDEMAIN - LES FILMS DE PIERRE - FRANCE 3 CINEMA
ココ・シャネル、クリスチャン・ディオールらとともに20世紀のファッション業界の最高峰で、引退する2002年まで活躍し続けたイヴ・サン=ローラン。モード界におけるイヴ・サン=ローランの輝かしい功績を綴りながら、ブランドの歴史や彼自身のありのままの素顔や言葉が、50年間彼と共に歩んできたピエール・ベルジュによって初めて語られる。イヴ・サン=ローランの創造への苦悩や愛の日々を描いた公式ドキュメンタリー。
才能が一点に集中してしまったが故に人間性が欠落してしまった男の人生を描いた作品です。とても内容が濃く、見応えのある作品です。
『ニューイヤーズ・イブ』
2011,アメリカ,ワーナー・ブラザース映画
© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.
1年間で最も煌びやかな夜、何かが起こりそうな予感がする大晦日のニューヨーク。死期の近い重病人と彼を見守る看護師。昨年大晦日に出くわした女性との約束を忘れられない男。以前付き合っていた相手と偶然に再会した男女。ニューヨークのカップルやシングルたちのストーリーが絡み合うロマンティック・コメディー。
大晦日を大切な人と過ごしたくなるような気持ちになります。切なさもありますが優しい気持ちになれる、そんな作品です。
『星の旅人たち』
2010,アメリカ、スペイン,アルバトロス・フィルム
© The Way Productions LLC 2010
アメリカ人眼科医のトムは、一人息子・ダニエルの突然の訃報に途方に暮れる。サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼の初日、嵐に巻き込まれ不慮の死を遂げたのだ。息子の遺灰を受け取り帰国する途中、悲しみに襲われたトムは予定を変更し、遺されたバックパックを背に息子の果たせなかった巡礼の旅に出る――。
旅を一緒にするメンバーのキャラクターが個性的で道中を盛り上げてくれます。悲しい描写はありますが全体的に明るい作品です。
『コン・ティキ』
2012,イギリス、ノルウェー、デンマーク,ブロードメディア・スタジオ
© 2012 NORDISK FILM PRODUCTION AS
ポリネシア人は東南アジアからではなくアメリカから移り住んだという理論を提唱したヘイエルダールは、自説を証明するため、ある無謀な挑戦を行う。それは古代でも入手が容易な材料のみでいかだを作り、風と波だけを動力に、太陽と星を道しるべにペルーからポリネシアへ向かう航海に挑戦すること。同じ志を持つ仲間が集まり、信念を貫く男たちの命がけの冒険が始まる――。
リアルな海洋冒険が描かれており自然の怖さや壮大さを感じることができます。
まとめ
『サンローラン』(C)2014 MANDARIN CINEMA - EUROPACORP - ORANGE STUDIO - ARTE FRANCE CINEMA- SCOPE PICTURES / CAROLE BETHUEL
新しいことを始める映画を紹介しましたが、いかがでしょうか。事業や旅など色々なことを始める映画がありますがどれも共通して言えることは勇気が必要だってことですね。多くの人は見習いたいところかもしれません。気になった作品があればぜひ観てください。