『世界は今日から君のもの』ってどんな映画?
『世界は今日から君のもの』(C)クエールフィルム
人と接することが苦手で引きこもりになった主人公・小沼真実が、新しい人との出会いや社会との触れ合いを通して、少しずつ自分らしい1歩を踏み出していく物語『世界は今日から君のもの』。
『世界は今日から君のもの』(c)クエールフィルム
脚本家・尾崎将也が、門脇麦をイメージして描き、自ら監督も務めたオリジナルストーリーは、引きこもりという社会的テーマをガーリーな世界観で描写。門脇麦は、まるで『アメリ』のような、フワフワとしたところのある“ちょっと風変わりな女の子”を見事に体現します。
『世界は今日から君のもの』のあらすじ
『世界は今日から君のもの』(C)クエールフィルム
小沼真実(門脇麦)は、高校のころから5年間引きこもりとなり、自分の部屋で好きな漫画やイラストをひたすら正確に模写することで現実逃避をしていました。父と母は離婚し、真実は父との2人暮らし。
『世界は今日から君のもの』(C)クエールフィルム
心配性の父のすすめでゲーム会社のバグ出しの仕事を始める真実。ひょんなことから同じ会社に勤める矢部遼太郎(三浦貴大)が担当するゲームのイラストに手を加えたことで、彼女の絵の才能が認められます。
『世界は今日から君のもの』(C)クエールフィルム
ある日、遼太郎から「自由に描いていいから」とゲームキャラクターのイラストを頼まれた真美。遼太郎へのほのかな恋心もあり、彼の役に立ちたいと思う真美ですが、「自由に描く」ことが一番難しく…。
主人公を演じるのは門脇麦!
『世界は今日から君のもの』(c)クエールフィルム
主演の門脇麦は『オオカミ少女と黒王子』『愛の渦』『二重生活』などに出演。「劇団イキウメ」(主宰:前川知大)による傑作舞台を映画化した『太陽』では神木隆之介と共演し、「ボロボロになる覚悟で現場に入りました」とふり返っています。
『世界は今日から君のもの』(C)クエールフィルム
神木隆之介は門脇麦に対して「とんでもなく素晴らしかったです! セリフのちょっとした間も、結の複雑な心境があって少しだけずれていたり、ただ立っているだけでも目の奥に大人たちの事情に巻き込まれ背負っている苦しさや儚さが映し出されていて…ただただ、門脇さんすごい!と感じました」とコメント。
『世界は今日から君のもの』(C)クエールフィルム
『太陽』への出演によって自らの中で引き出されたものは?との問いに門脇麦は「自分が何を手にしたのか…まだ、分からないですね。いつも、気づいたら考え方が変わっていたり、目指す場所が拓けてきたりするもので、一概にこの作品でこう変わった! と言えないので…」と首をかしげるものの「あ、1個ありました。この作品でできるようになったこと!立ち寝ができるようになりましたね(笑)あまりにキツいスケジュールで…眠くて眠くて、みんなセッティング中に立ったまま寝てました」。と笑顔を見せました。
門脇麦を案じる父親としてマキタスポーツが登場!
引きこもりの娘を必死に応援しようとする不器用な父を演じるのはマキタスポーツ。『アウトレイジ』や『アイアムアヒーロー』に出演、お笑い芸人ながら演技力の高さに定評があります。
主題歌を歌うのは藤原さくら!
『3月のライオン』本ポスター (C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
本作の主題歌には、藤原さくらの1stフルアルバムに収録されており、代表曲のひとつでもある「1995」を起用。明るいカントリー調のメロディと英語歌詞によるスモーキーな歌声が、まるで励ますかのようにヒロインの心に温かく寄り添っているようです。
『世界は今日から君のもの』は7月15日より公開!
『世界は今日から君のもの』(C)クエールフィルム
門脇麦が不器用な引きこもり女子を熱演する『世界は今日から君のもの』は2017年7月15日より全国公開予定です!