『逆光の頃』ってどんな映画?
『逆光の頃』(C)タナカカツキ/講談社・2017 東映ビデオ/マイケルギオン
『陽だまりの彼女』や『罪の余白』で活躍を見せ、次期公開する連続テレビ小説でヒロインとしての出演が決定している美少女葵わかなと、『カルテット!』や『ぼんとリンちゃん』で主演をつとめたイケメン俳優高杉真宙が幼馴染を演じる『逆光の頃』。日常と非日常、夢と現実、双方の世界を行き来する少年のゆらめきときらめきを描いた映画です。
原作は「コップのフチ子」の原案者が描いた人気コミック!
原作は、ギャグイラスト「バカドリル」などで知られ「コップのフチ子」の原案者である、漫画家・タナカカツキさんの名作コミック。全12編ある原作の中から「僕は歪んだ瓦の上で」「銀河系星電気」「金の糸」の3編とオリジナル部分を、メガホンを撮る小林啓一監督が脚本・撮影も務めて映画化しました。
『逆光の頃』あらすじ
『逆光の頃』 (C)タナカカツキ/講談社・2017 東映ビデオ/マイケルギオン
日本の歴史を感じさせる古都、京都。京都生まれの京都育ち、どこにでもいるような平凡な高校2年生の赤田孝豊は、同級生たちとの友情やケンカ、幼なじみの女の子への恋などを経験。
思春期のただ中にいる彼は、人生に対する漠然とした不安を抱えながら、一歩前に進みだそうとします。
映画『逆光の頃』 撮影・徳間書店
今注目を集める高杉真宙と葵わかなとのW主演ということもあって、恋愛の要素が物語内で重要な位置に置かれることになりそうですが、どうでしょうか?
『逆光の頃』のキャスト
■赤田孝豊役の高杉真宙さん
主人公の高校2年生・孝豊役を演じるのは、TV特撮ドラマ『仮面ライダー鎧武』の呉島光実/仮面ライダー龍玄役で、二面性のある複雑な役どころを演じ、演技力の高さで注目を集め『PとJK』『トリガール!』など出演作が相次いでいる高杉真宙さん。
『逆光の頃』 (C)タナカカツキ/講談社・2017 東映ビデオ/マイケルギオン
孝豊の思春期ならではの揺らめきやきらめきを、みずみずしく表現している高杉さん。今回、京都弁にも初挑戦しています。
■幼馴染・みこと役の葵わかなさん
孝豊が恋をする幼馴染・みこと役を演じるのは、次期NHK朝ドラ「わろてんか」にヒロインに抜擢されている葵わかなさん。
『逆光の頃』 (C)タナカカツキ/講談社・2017 東映ビデオ/マイケルギオン
みことの優しい京ことばと愛らしく快活な存在感は、自分がこれからどこに向かうのかわからず、不安で身動きがとれなくなっている孝豊を明るく照らします。
■孝豊の友人・公平役の清水尋也さん
孝豊の友人・公平役を演じるのは『ソロモンの偽証』『ちはやふる』などの話題作に出演し、今後も活躍が期待されている清水尋也さん。
『逆光の頃』 (C)タナカカツキ/講談社・2017 東映ビデオ/マイケルギオン
公平は、いつか音楽で食っていきたいと音楽に没頭するバンドマン。清水さんのギター演奏や歌声にも注目したいですね!
『逆光の頃』のみどころ
映画『逆光の頃』 撮影・徳間書店
『逆光の頃』の見どころのひとつは、全編通して描かれる高杉さん演じる主人公・孝豊の揺れうごく、みずみずしい感情です。自分がこれからどこに向かうのかわからず、漠然とした不安に身動きがとれないでいる主人公の表情が印象的。また、そんな彼を明るく照らす幼なじみ・みこと(葵わかな)の愛らしく快活な存在感と、やさしい京ことばが光ります。ロケがおこなわれた古都・京都の歴史ある建築物やしとしとと降る雨などの情景も必見。