こどもつかいの舞台挨拶
6/18日に『こどもつかい』の舞台挨拶が丸の内ピカデリーと新宿ピカデリーで行われた。
こどもつかい役の「滝沢秀明」、駿也役の「有岡大貴」、尚美役の「門脇麦」、蓮役の「中野遥斗」そして「清水崇監督」が映画を見終わった観客への挨拶をした。
各々の挨拶後に会場に突然子供の歌が流れ出し、白目のメイクをした子供達がホラー風にあしらわれたケーキを持って登場しキャストと観客を驚かせた。
中野遥斗さんが「こどもたちから大人へのプレゼントです!」と黒猫と子供達のデザインケーキをスプーンですくって滝沢さんにあ~んで食べさせた。
そして締めの一言で「本作はジェットコースターのような映画でありながら、大人のホラー映画でもあったり色んな社会問題を詰め込んだりと深い作品です。1回だけでなく何度も見ることで中身をもっと理解できるようになっているので引き続き、こどもつかいへの応援をよろしくお願いします。」と滝沢さんが締めくくって舞台挨拶が終了した。
ストーリー概要
『こどもつかい』(C)2017「こどもつかい」製作委員会
子供に恨まれると3日後に死ぬ、
そんな噂が街に流れ始め人々は恐れていた、何故なら子供が突然行方不明になったと思えば大人が不自然に死んでゆくという事件が一度だけでなく多発しているからだ。
子供の歌を聴けばもう生きられない、これは呪いだ、人々は恐怖に陥っていた。
『こどもつかい』(C)2017「こどもつかい」製作委員会
怪事件を追っていた駿也の恋人、保育士の尚美はひょんな事から児童 蓮に恨まれてしまう。
その後、蓮は失踪し再び尚美の元に現れると不可解な歌を歌いだす。
このままでは尚美は3日後に殺されてしまうと悟った駿也は事件の真相を尚美と共に必死に追い、やがて二人の前に「こどもつかい」と名乗る者が現れた。
保育士の尚美役 門脇麦
『こどもつかい』(C)2017「こどもつかい」製作委員会
門脇麦『太陽』/photo:Naoki Kurozu
保育士の尚美を演じる女優「門脇麦」。
チョコラBBのCMや『愛の渦』での濡れ場シーンで一躍有名になり『愛の渦』においてはTAMA映画賞、ヨコハマ映画祭、キネマ旬報ベスト・テンの3つの賞を受賞している。
本来濡れ場シーンは恥じらって演技にも躊躇が出てしまうものだが彼女の場合は、演技に徹底していて恥じらいを押し殺せている精神があると窺える。
ホラーの名監督 清水崇
清水崇-(C)Getty Images
こどもつかいの監督を担当するのが『呪怨』などのホラー映画でおなじみの「清水崇監督」。
人をいかに驚かせるかを主軸として『呪怨』のシリーズ、『怪談 こっちをみないで』や「世にも奇妙な物語」を手掛けている。
こどもつかいではタッキーこと滝沢秀明に奇抜なメイク、子役の中野遥斗に不気味な歌を歌わせてホラーの雰囲気を上手く演出している。
まとめ
『こどもつかい』(C)2017「こどもつかい」製作委員会
こどもつかいは舞台挨拶でも語られたとおりに「子供への虐待」という現実問題をテーマとしたホラー映画だ。
子供への虐待は現実でも増えており、心に傷を負いそれが原因で犯罪に手を染めてしまったりと親に対する責任を問いかけている面白い上に深い良作品である。