クリストフ・ヴァルツといえばこの役!ハンス・ランダ大佐『イングロリアス・バスターズ』
クリストフ・ヴァルツ-(C) Getty Images
第二次世界大戦時、ナチス占領下のフランスを舞台に、大量のナチスを襲撃し、殺戮してまわる神出鬼没の凄腕舞台「バスターズ」の活躍と、家族をナチスに殺され執念に燃える女性の復讐計画が並行して描かれます。それぞれの思惑は、とある映画館で交差して…。
クリストフ・ヴァルツがこの映画で演じたのはナチスの将校、ハンス・ランダ大佐。一見紳士的なふるまいを見せるものの、頭の中では常に策略を巡らせている、油断ならない非道な男です。作中の誰よりも印象に残る怪演ぶりを見せた彼は、当時まだ誰も成しえなかったタランティーノ作品でのアカデミー賞助演男優賞受賞を獲得。国内外での知名度を一気に上昇させました。
悪役のひとり、リシュリュー枢機卿に『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』
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17世紀、フランス。 銃士にあこがれを持ちパリへ上京してきた、強気で怖いもの知らずの青年ダルタニアン。成行きで三銃士の仲間入りを果たした彼は、フランス国王の側近の裏切りによって狙われた王妃の首飾りを取り返すため、イギリスへと向かうことに。そこに立ちはだかるのは、事件の鍵を握る2つの黒い影、バッキンガム公爵と正体不明の美女ミレディ…。
クリストフ・ヴァルツ-(C) Getty Images
クリストフ・ヴァルツは悪役方のリシュリュー枢機卿として登場。今回も冷酷な人柄をうまく表現しきっています。
主人公の相棒として大活躍『ジャンゴ 繋がれざる者』
1859年のアメリカ南部。賞金稼ぎのキング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)と出会い、奴隷の鎖から解放されたジャンゴは、シュルツとコンビを組み南部のお尋ね者たちを捕まえていきます。彼が腕を磨く理由はただ一つ。昔、奴隷市場で別れたきりの妻・ブルームヒルダを見つけて救い出すこと。
クリストフ・ヴァルツ -(C) Getty Images
再びクエンティン・タランティーノと組んだクリストフ・ヴァルツ。今回は悪役ではなく、主人公ジャンゴの相棒として大活躍です。さらに本作で自身2度目のアカデミー賞助演男優賞を受賞。クエンティン・タランティーノ作品の出演者としてアカデミー助演男優賞を2度も獲得した俳優は彼を除いて存在しません。
偽りの有名画家に『ビッグ・アイズ』
『ビッグ・アイズ』 -(C) Big Eyes SPV, LLC
大きな瞳を持つ“ビッグ・アイズ”シリーズの成功で、画家のウォルター・キーンは一躍時の人に! しかし、一世を風靡したその絵を描いていたのは、妻であるマーガレットで…。1960年代以降のモダン・アートに絶大なる影響を及ぼした“ビッグ・アイズ”シリーズを巡って繰り広げられた実話をベースにした物語。
-(C) Big Eyes SPV, LLC. All Rights Reserved.
今回はティム・バートン映画に出演したクリストフ・ヴァルツ。『イングロリアス・バスターズ』で見せた弁舌の巧みさに、名声にとりつかれた男の狂気と執念が混ざり合わさって、まさに彼にしかできない!という仕上がりになっています。
ジェームズ・ボンドの宿敵に扮する『007 スペクター』
『007 スペクター』 (c) 2015 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc., Danjaq, LLC and
ダニエル・クレイグが伝説的スパイ、ジェームズ・ボンドを演じるシリーズ24作目。クリストフ・ヴァルツは本作でボンドの宿敵、フランツ・オーベルハウザーとして登場。悪のカリスマを見事に演じ切りました。
クリストフ・ヴァルツの快進撃はまだまだ止まらない!
『イングロリアス・バスターズ』での名演技で多くの人々から注目を集め、誰もが知る『007』シリーズで悪役をつとめるまでになったクリストフ・ヴァルツ。彼の快進撃は今後もとどまるところを知りません!