プロフィール
カニエ・ウェスト-(C)Getty Images
本名はカニエ・オマリ・ウエスト1977年6月8日アトランタ生まれシカゴ出身の39歳。
英語博士号を取得した母のもと、母子家庭で育ちながら、母の留学先の中国、南京で10歳から数年過ごす中で黒人差別を受ける。
音楽のみならず、ファッションデザイナーとしても活躍。
音楽スタイル
カニエ・ウェスト-(C)Getty Images
1996年、美大に通いながらヒップホップ、R&Bを手がけるプロデューサーとしてキャリアスタート。ポップやR&Bをサンプリングし大胆なアレンジでラップに乗せるのがスタイルとして定着している。
2000年代に入り、ジェイ・ジーに才能を見出され共同制作を始め、ジェイ・ジーの代表曲となる「IZZO(H.O.V.A)」をプロデュースし大ヒット。この年からカニエの快進撃が始まる。
どこか懐かしさがあり、キャッチーな音楽にメッセージ性の強い歌詞が特徴。
大怪我を大ヒットに変える!ただでは転ばないカニエ・ウェスト
カニエ・ウェスト-(C)Getty Images
アリシア・キーズ-(C) Getty Images
波に乗っている2002年、レコーディングの帰りに居眠り運転をし事故を起こす。
全身の大怪我に加え、顔に大きな怪我を負い、その際に口の中にワイヤーを通したのですが、それをそのまま歌にし大ヒットを生む。それが、チャカ・カーンのヒット曲「Througe the fire」を大胆にサンプリングした曲「Through the wire(スルー・ザ・ワイヤー)」だ。この時、顔の変形を治療する為整形手術をしている。以前と少し表情や顔が変わっているのはそのせいだ。
その後もリュダクリスやアリシア・キーズのヒット曲を数多くプロデュースする。
モデルや元ストリッパーと交際
カニエ・ウェスト
トップモデルのアレクシス・ファイファーや、スーパーモデルのセシリーロペス、自称モデルのアンバー・ローズと交際。相手の人種は関係ないがモデルが好みのよう。ただどのモデルも日本ではほぼ知名度はない。アンバー・ローズ(ジョニー・デップの元妻ではない)に関してはカーダシアンと因縁の対決をしたことで少し知名度はあるかもしれないが...。
奥様はキム・カーダシアン♪
カニエ・ウェスト&キム・カーダシアン・ウエスト-(C)Getty Images
カニエ・ウェスト&娘ノース
つい最近、Instagramのフォロワー数が1億を突破したキム・カーダシアンと2014年に結婚!前年に愛娘ノースちゃんが誕生しているが、愛すべき愛娘ノースちゃんにインスパイアされたカニエは早速「Only One」を制作し、ジャケットにも登場させ話題となりました。その後2015年にセイントくんが誕生する。やはりキムの遺伝子は美形なのか、二人ともものすごく可愛いです。
問題発言の多さは音楽業界ナンバー1!
カニエ・ウェスト&テイラー・スウィフト-(C)Getty Images
カニエは度々、問題発言をしてしまうことでも話題となるが、カニエ史上最大の失態は、2009年のVMA。最優秀ビデオ賞を受賞したテイラーが壇上に上がったさい、カニエがマイクを横取りし、「お前もいいんだけど、ビヨンセが一番なんだよ!」と言っちゃったアレです。会場にいるビヨンセもドン引き!当時の大統領オバマもカニエを大バカ野郎と言ったりあたりまえですが非難の的に。
この件に関して後のインタビューでカニエは一旦、謝罪したがこのテイラーVSカニエのバトルは2016年の夏までずっと続くのです。
ファッションアイコン
カニエ・ウェスト-(C)Getty Images
カニエはずば抜けた音楽センスと同じくらいファッションセンスを高く評価されています。
ストリートスタイルに高級品を身につけたりするラグジュアリー・ストリートスタイルの先駆けと言われいている。(主にトップスはオーバーサイズ、ボトムも少し大きめなビッグシルエット、シューズはハイカットなど。)メットガラにも夫婦で登場し(2017年は欠席)カラーコンタクトにバルマンを着用し話題となりました。
YEEZYブランドが大好評!
アディダス オリジナルスがカニエ・ウエストとのコラボレーションコレクション「イージー シーズン ワン」を発売
アディダスが開発したブーストというシリーズにカニエがコラボし、「イージーブースト」というスニーカーを発売すると、爆発的な人気となる。
もともとカニエはナイキと契約していたが、金銭の取り分で揉めてアディダスと電撃契約し、このイージーブーストが発売されるのだが、スニーカー業界がひっくり返ったこの一連の流れにもっと衝撃が走るのは、イージーブーストが未だかつてない売れ行きを見せたこと。店頭では即完売し、ネットでは高騰が続くのだ。
アディダス オリジナルスがカニエ・ウエストとのコラボレーションコレクション「イージー シーズン ワン」を発売
もちろんカニエの全米ツアーもチケットは即日完売するのだが、特に「セントパブロツアー」と名付けられたカニエのツアーのツアーグッズはミュージックアーティストとしては未だかつてないバカ売れをする。
「PABLO」とプリントがされているキャップ、ロングスリーブTシャツ、Tシャツは飛ぶように売れ、
現在はプレミアが付けられ会場で買えば60〜70ドルのものが3倍、4倍の高値で取引されている。
カーダシアン家もこぞって着用しており、人気を後押しし、まさにファミリービジネス!
トランプ大統領とも会談。人種差別についてひと際思いが深いカニエ・ウェスト。
カニエ・ウェスト&ドナルド・トランプ-(C)Getty Images
突然大統領選出馬を示唆する発言をしたかと思えば、俺は生きたシェイクスピアだと言ったり。
常日頃、人種差別について語ることの多かったカニエは、昨年末トランプ大統領と人種差別について語り合いたいとトランプタワーを訪問。彼は多感な時期に中国で黒人差別を受けたことが大きなトラウマとなっており、有名になってからもヨーロッパでノースちゃんが「黒人の子供」と差別を受けたことに心を痛めている。自身のライブツアーでも「ファック!レイシズム!!」と毎回叫び、人種差別撲滅を啓蒙している。
現在全てのSNSを遮断し静養していると報道もあるが、不思議な行動や言動の裏には、実は繊細な心が影響しているのかもしれない。また躍動的な音楽を聴かせてくれることを願うばかりだ。
おまけ♪
カニエ・ウェスト
カニエは奥様、キム・カーダシアン一家とすごく仲良し。カニエの才能をカーダシアン一家は認め、讃え崇めているようにも見受けられます。
カニエは英語教師の忙しい母親と二人暮しの環境で育ちましたが、悪には一切手を染めず、芸術センスを磨きます。仕事で忙しい母親とすれ違いも多かったそうですがカニエを常に支える母親は音楽活動を始めてからはカニエのマネージメント業務の一切を行っていました。そんな二人三脚とも言える二人に突然の別れがやってきます。
最愛の母が脂肪吸引の手術が原因でこの世を去ってしまったのです。カニエはたった一人の家族を亡くし大変落ち込み傷つき音楽制作にも戻れなくなってしまいます。そんなカニエを見かねてキムとキムの母クリスがカニエを献身的に支え立ち直らせたということです。最愛の母の死、華やかなショービズ界での疲弊も、カニエが安らぐのは一見ギラギラすぎるカーダシアン一家の温かさなのですね。