『ナラタージュ』松本潤×有村架純の禁断の愛が話題！

『ナラタージュ』は第25回野間文芸新人賞を最年少で受賞した島本理生が、20歳のときに執筆した狂おしいほど純粋に恋に落ちる2人を描いた恋愛小説を映画化です。内容は高校教師と生徒の恋愛を描いたということもあり、禁断の愛の物語として話題になっています。

2006年版「この恋愛小説がすごい」1位に輝いた島本理生さんの恋愛小説だけあり、映画版の公開前から期待が募る作品です。

タイトル名にもなっている“ナラタージュ”とは、映画や演劇において人物の語りや回想によって過去を再現する手法なのだそうです。

こちらは原作の装丁。暗い場所にたたずむ少女の顔が見えなくて、秘密めいた雰囲気ですよね。
ストーリーは主人公の泉が大学2年生の春に、高校の演劇部の顧問教師・葉山から電話がかかってくるところからはじまります。演劇部の後輩のために、卒業公演に参加してくれないかと誘う葉山に、1年ぶりに再会した泉の心の中では押さえていた気持ちが募っていき、叶わないとわかっていながらも、それでも抑えきれない葉山への恋心が大きくなってしまうのです。葉山もまた泉への複雑な感情を抱えていました。やがて、大きな事件が起こり、ふたりの想いがぶつかりあったとき、それは痛みすらも愛おしい逃れることができない恋となっていく…。と、抑えてはいても激しい思うがぶつかる物語です。

期待のキャストは、高校教師･葉山貴司役を「嵐」の松本潤さん、高校生の頃から葉山を想い続ける工藤泉役を有村架純さん、泉に想いを寄せる大学生･小野玲二役を坂口健太郎さんが演じるほか、瀬戸康史さん、市川実日子さんらが出演しています。

主人公の泉役には、NHK朝の連ドラ「ひよっこ」の主役で活躍中の有村架純です。同じくNHK朝の連ドラ「あまちゃん」で、小泉今日子の若かりし日を演じ注目されましたね。今回の映画ではベッドシーンもあるようなので、その演技に注目ですね！

泉に秘めた思いを持ち続ける高校教師・葉山役には嵐の松本潤。特報映像とビジュアルが公開になった時には、有村架純とのキスシーンなどで話題となりました。葉山と泉の恋は、教師と生徒というだけでなく、妻帯者の葉山との恋ということで、不倫という面も。

大学生になった泉に想いを寄せ、一度は恋人になるも、葉山を忘れられない泉への恋心と嫉妬に揺れる大学生・小野役に坂口健太郎が抜擢。坂口健太郎もNHK朝の連ドラ「とと姉ちゃん」の好演で話題となり、フジテレビの「東京タラレバ娘」では金髪のイケメン姿を披露していましたね。

本作は雨のシーンが印象的。雨音がしっとりとした雰囲気を、雨に濡れた姿が切ない気持ちを、うまく表現していて、公開されている予告編では、雨の日の車中で、気だるげな表情の松本さんや、そっと手を重ねていく2人の様子が映し出されています。

雨に濡れたシーンの後、タオルを頭から被ったままカメラをチェックする有村さん。
いつものにこやかな笑顔とは違う、真剣な表情も素敵です。

教師と教え子という、禁断の恋を描いている本作ですが、さらにヒロインの現在の恋人も加わり、三角関係でストーリーは進みます。苦悩や嫉妬、悲しみなど出演者たちは揺れ動く心を見事に演じていて、その表情から目が離せません。