あらすじ① 父親からの虐待と幸福な家庭
サム・ワーシントン -(C) Getty Images
マック(サム・ワーシントン)はアメリカに生まれたキリスト教徒の少年、しかし、父親から暴力行為を受けていました。やがて、成人し結婚、妻と3人の子供達と幸せに暮らし、日曜日には一家で教会に通う普通の父親です。
あらすじ② 家族の悲劇と神からの招待
オクタヴィア・スペンサー(C)Getty Images
野外キャンプ中、娘のケイトがカヌーから落ち、湖に落ちます。ケイトを助けた後にマックは、末娘のミッシーが誘拐された事に気づきます。やがて、マックは小さな小屋でミィシーが殺された事を知ります。マックは悲しみにくれる中、パパと呼ばれる神(オクタヴィア・スペンサー)から、あの小屋へ来ないかという招待状を受け取ります。
あらすじ③ 神、イエス・キリストとの出会い
小屋についた、マックは何も見つける事ができません。神・パパにだまされたのかと怒りくるうマックに、突然とイエス・キリストが現れます。イエスに誘われ、たどり着いた家には、神であるパパとサラユ(スミレ)という2人の女性がいました。マックをもてなすパパ、イエス、サラユ、しかし、マックの怒りと悲しみは消えません。
あらすじ④ 神の愛を受け悲劇を乗り越える
『アメイジング・ジャーニー 神の小屋より』 (C)2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
サラユは優しいカウンセラーのように、マックを慰めます。イエスは友達のようにマックを励まします。どんなに悲しくても、常に神はマックを愛します。やがて、マックは神の愛を理解し、悲劇を乗り越えるのでした。そして、神、イエス、サラユはマックに神の家に残り天国のミィシーに会うか、地上に戻り家族と再会するかの選択を与えるのでした。
原作の紹介
『サン・オブ・ゴッド』 (C)2014 LightWorkers Media Inc. and Hearst Productions Inc. All Rights Reserved.
この映画はウィリアム・ポール・ヤングが2007年に自費出版した「The Shack」(邦題 神の小屋)が原作となっています。同書は大ベストセラーになり2017年に映画化されました。アメリカ人の多くがキリスト教徒で教会に通い,キリスト教はアメリカ人の生活に根付いています。神、イエス、聖書により人生に救いを求める、より良い人間になりたい、良い家庭を持つ、そのようなストリーが受けたのかもしれません。
キャストの紹介① マックを演じたサム・ワーシントン
マックは少年時代、父親に虐待されながらもキリスト教を信じます。ミッシーの死は彼に信仰の揺るぎをもたらしますが、神、イエス、サラユとの出会いは彼に信仰を取り戻させます。マックを演じたサム・ワーシントンはオーストラリア出身、最近では『ハクソー・リッジ』にも出演しています。
キャスト紹介② パパ(神)を演じたオクタヴィア・スペンサー
オクタヴィア・スペンサー(右)&ヴィオラ・デイヴィス(左) Matt Petit / -(C)A.M.P.A.S.
パパと呼ばれる神は、とても優しくすべての人を愛します。マックの怒りや悲しみを理解し、怒ることなく優しく彼を受け入れました。パパを演じたオクタヴィア・スペンサーは2012年にアカデミー助演女優賞を受けています。最近ではアポロ計画の映画『ドリーム』に出演しています。
キャストの紹介③ サラユを演じたすみれ
すみれ/『ブラックハット』PRイベント
サラユはパパとイエスと共に、マックを慰めます。神に失望したマックを森の中で、優しい笑顔と言葉で慰めていきます。
すみれ/「ゴディバ」主催ホワイトデー・イベント「GODIVA White Day 2015 ~ホワイトデーのあふれる想いを“Love Song”に乗せて~」
今回、ハリウッドでのデビューを飾ったすみれ、印象に残る演技をしています。怒りのマックを優しく慰める役は難しい役でしたが、優しい笑顔で見事に演じています。今後のアメリカでの活躍が期待されます。
まとめ 神や信仰に興味を持つ方へ
今回の映画、あまりキリスト教に関する知識がなくても、人間が悲しみをいかに乗り越え成長し、良い家庭を作るというストリーは興味が持てると思います。神や信仰、悲しみを乗り越える、良い家庭を築きたい、神秘的な世界に興味を持つ人にはお勧めの映画です。