原作シリーズ10作目『祈りの幕が下りる時』がついに映画化!
ベストセラー作家・東野圭吾がデビュー当時から描き続けた「加賀恭一郎シリーズ」。
阿部寛が主人公の日本橋署刑事・加賀恭一郎を演じ、2010年4月に「新参者」として、連続ドラマがスタートしました。
2010年の連続ドラマ以降、2本のスペシャルドラマ「赤い指」(’11)、「眠りの森」(’14)、さらに2012年には、共演に新垣結衣や松坂桃李、菅田将暉らを迎えた映画『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』(興行収入16.8億円)も公開。
“泣けるヒューマンミステリー”として絶大な人気を誇っています。
主人公、加賀恭一郎には阿部寛
その原作シリーズ10作目となる『祈りの幕が下りる時』が2018年ついに映画化となります。
主演はテレビシリーズから加賀恭一郎を演じ続けている、俳優・阿部寛。2014年に放送された「眠りの森」から約3年ぶりの加賀恭一郎役となります。
本作のキーパーソン、女性演出家・浅居博美役に松嶋菜々子
物語の鍵を握るキーパーソン、女性演出家・浅居博美を演じるのは、女優・松嶋菜々子。
本作では、彼女の周りで起こる不可解な事件を通し、数々の人生が絡み合い、加賀恭一郎はなぜ「新参者」になったのか…という謎が描かれていきます。
阿部寛とは初共演となる彼女、ミステリアスな浅居博美をどう演じるのか楽しみですね。
レギュラーキャストも総出演
加賀の従兄弟で警視庁捜査一課刑事・松宮役は、溝端淳平が続投。
他にも加賀の父親を看取った看護師・金森役の田中麗奈、加賀と確執のある元刑事の亡き父・隆正役の山崎努らお馴染みのレギュラーキャストが総出演します。
『祈りの幕が下りるとき』あらすじは?
阿部寛×松嶋菜々子『祈りの幕が下りる時』(C)2018映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会
東京都葛飾区小菅のアパートで女性の絞殺死体が発見されたところから始まる今回の物語。
松宮(溝端淳平)たち警視庁捜査一課の刑事たちが捜査にあたりますが、捜査は難航、やがて捜査線上に浮かびあがったのは、明治座で舞台を上演中の女性演出家・浅居博美(松嶋菜々子)でした。
松宮は近くで発見された焼死体との関連を疑い、捜査を進めるうちに、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることを発見。
その事実を知った加賀恭一郎(阿部寛)は激しく動揺します。それは孤独死した加賀の母に繋がっていたのです。
『祈りの幕が下りるとき』みどころは?
「麒麟の翼〜劇場版・新参者〜(仮題)」 -(C) 2012映画「麒麟の翼〜劇場版・新参者〜(仮題)」製作委員会
これまでの作品で何度も触れられていながらも解き明かされなかった“最大の謎”ともいえる、“加賀の母の失踪”。
今回の映画ではついに明らかになり、「新参者」シリーズが完結を迎えることになるといいます。
加賀恭一郎の母はなぜ息子を残し失踪したのか?加賀が日本橋に留まる理由とは?本作で描かれる加賀とある女性演出家の出会い。その演出家の周りで起こる不可解な事件。
数々の人生が絡み合い、加賀恭一郎はなぜ「新参者」になったのか…という謎が登場人物の心情を織り交ぜながら丁寧に描かれていきます。
8年のシリーズに“幕下りる”・・・!
『祈りの幕が下りる時』レッドカーペット
阿部さんは今作に関して、琴線を揺さぶる、最後にふさわしい作品となったとコメントし、自分の中でも完結できたと、感無量の様子でした。
しかし、これで完結となるとやはり寂しい思いもあるようで、自身が役を続けて演じていく上で、ずいぶんと俳優として成長できたことも明かしていました。
阿部寛&溝端淳平/『祈りの幕が下りる時』
シリーズ完結と謳っていますが、やはり何かの形で続編を期待しているのは、観客だけではなく、阿部さんらキャスト人も同じ。
あとは東野さんが書くかどうかだと、期待も寄せていました。