『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』がワールドプレミア上映
『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』(C)2017 Tales of CHIGASAKI film committee
7月21日(金)~23日(日)の3日間限定で上映が決定している『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』が、6月25日(日)第6回茅ヶ崎映画祭にてワールドプレミア上映されました。
『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』(C) 2017 Tales of CHIGASAKI film committee
茅ヶ崎映画祭の招待作品として、イオンシネマ茅ヶ崎にて開催された上映会。
映画の内容がほぼ明かされていない状態にも関わらず、6月12日から発売になったチケットは即完、満席御礼での初披露となりました。
『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』とは?
本作品は、神奈川県茅ヶ崎市と芸能の関わりを探る、いわば音楽探訪記。製作のきっかけとなったのは、茅ヶ崎出身の洋楽ポップスの一流プロモーターにして、日本一のレコードコレクターである宮治淳一。
サザンオールスターズの桑田佳祐の小中学校の同級生であり、同バンドの名づけ親でもある宮治さんが、茅ヶ崎と芸能との関係性、その謎を探る映像作品を製作し、今年還暦を迎える桑田さんにプレゼントしようと思い立ったことがはじまりです。
『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』壮大なスケールで音楽から茅ヶ崎をとらえる探訪記
宮治氏が編纂する茅ヶ崎の芸能史をより多角的にとらえるため、協力を依頼したのが、人類学者である中沢新一。
アースダイブという手法で茅ヶ崎の秘密を数万年規模で遡る中沢氏。その二人の考察を映像化したのが、『パーク アンド ラブホテル』で日本人初となるベルリン国際映画祭最優秀新人作品賞を受賞した熊坂出監督です。
神木隆之介&野村周平、豪華な出演陣も見逃せない!
映画の後半では、宮治氏の人生の分岐点となった桑田佳祐とのエピソードがドラマ仕立てで語られます。そのドラマでは宮治氏の学生時代を神木隆之介が演じ、桑田氏の学生時代を野村周平が演じているのです。
他にも賀来賢人、須藤理紗、安田顕をはじめとした豪華な俳優陣やミュージシャンが、様々なキャラクターとなって登場。誰がどんな役柄を演じるのかは劇場でのお楽しみに。
「茅ヶ崎」をいまだかつてない角度で描く『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』
『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』(C) 2017 Tales of CHIGASAKI film committee/カメラマンクレジット「木村泰之」
ワールドプレミア上映前には、主演の宮治淳一と熊坂出監督の舞台挨拶が行われ、服部信明(はっとり・のぶあき)茅ヶ崎市長が特別ゲストとして登壇。
宮治氏は、「普段、なにげなく通りすぎるところに、実は歴史があり、それが現代に生きている。そういったことが感じられることが、この映画の素晴らしいところだと思う。」と映画の魅力を語り、熊坂出監督も「神木隆之介さんや野村周平さんといった方々が どういう形で映画に登場するのか、もちろんそれも見所なのですが、強いて言えば、ラスト10分。とても面白いことが待っていますので、どうかラスト10分まで、我慢して観てください。」と茶目っ気たっぷりにみどころをアピールしました。
未だかつてない描き方で、「茅ヶ崎」という土地を通して、音楽そのものへの探訪や、その地で生まれたスターたちの運命へと迫る映画『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』。
茅ヶ崎に縁のある方々はもちろん、多くの音楽ファンや映画ファンにとって、かけがえのない映画となりそうです。