連作短篇集『望郷』
『望郷』(C)2017 avex digital Inc.
『望郷』は、全6編で構成されている連作短篇集です。2016年にその収録作「みかんの花」「海の星」「雲の糸」がオムニバスドラマ化されました。本作では「夢の国」「光の航路」を映像化しています。デビュー10周年を迎え、数々の賞に輝いた人気ベストセラー作家の湊かなえさんの作品といえば『告白』『白ゆき姫殺人事件』や「夜行観覧車」「Nのために」など、様々な作品が映画、ドラマ化されていますよね!
『望郷』あらすじ
古いしきたりを重んじる家庭で育った夢都子は、故郷に縛られた生活を送っていた。彼女は、幼い頃から本土にある”ドリームランド”が自由の象徴であったが、祖母や母の間で決して叶わない”自由”だった。大人になった彼女は結婚をし、幸せな家庭を築いていた。そんな中、ドリームランドが閉園になることを知り、憧れの場所がなくなる前に、ずっと思い続けてきたことを語り始める――。
一方、本土から転任のため9年ぶりに故郷に戻った航のもとに、父の教え子と名乗る男・畑野が訪問してくる。彼は、航が知らなかった父の姿を語り出し、本当の父親を誤解していたことを知るのだが――。
夢都子役の貫地谷しほりさん
「夢の国」の主人公であり、古いしきたりに縛られ窮屈な生活を送る中、ある事件を引き起こしてしまう夢都子役に4年ぶりの映画主演となる貫地谷しほりさん。
連続テレビ小説「ちりとてちん」や『悼む人』など数多くのドラマや映画に出演し、CM、舞台、ナレーションなど様々な分野で幅広く活躍しています。
航役の大東駿介さん
「光の航路」の主人公であり、故郷の島で中学校の教師を務め、クラスに生じるいじめ問題に悩む中で過去に確執を抱えたまま死別した父親の本当の思いを知る航役に大東駿介さん。
モデルだけでなく『クローズZERO』や「タンブリング」などの映画やドラマに出演し、俳優としても活躍していますね!2018年には『曇天に笑う』の公開が控えています。
まとめ
さらに本作には主演のふたりの他に、夢都子の母役に木村多江さん、航の父役に緒形直人さんといった実力俳優たちが出演しています。また『ディアーディアー』で華々しいデビューを飾り『ハローグッバイ』を手がけ、本作が長編映画3作目となる菊池健雄監督がメガホンをとります。
夢都子と航、それぞれが子供時代に思いを馳せ、親や島への悩み、葛藤を抱きながら、小さな島で紡がれる親子の物語に期待が高まる『望郷』は9月16日より公開です。