喧嘩に明け暮れる在日韓国人高校生『GO』
日本の高校に通う在日韓国人の杉原を主人公とした青春ドラマ。暴力的なシーンが多く、感情をむき出しにした描写が一般観客はもちろん各批評家にも高い評価を受け、第25回日本アカデミー賞で優秀作品賞を受賞。
窪塚洋介が演じたのは主人公、杉原。この映画に出た当時、まだ無名の俳優であった彼はその熱演をもって日本中に存在を知らしめました。ヒロインを演じた柴咲コウとの関係にも注目。
卓球に青春を捧げた少年たち『ピンポン』
神奈川県の藤沢市を舞台に、卓球に青春を捧げた少年たちの姿を描いたスポーツ映画。窪塚洋介が演じたのは主人公のペコこと星野裕。窪塚洋介ならではの独特の空気、話し方、動作が不思議な魅力をもたらします。
彼が作中で発した「ふっかーつ!」というセリフは、後に彼が出演する映画『サンブンノイチ』の中で本人によってオマージュ的に叫ばれることになります。
右翼団体所属の暴力的な青年に扮する『凶気の桜』
ヒキタクニオ原作。右翼団体に参加し、度を超えた暴力によって日本を浄化しようとする青年たちの姿を描いたバイオレンス映画。窪塚洋介は頭を丸めて撮影にのぞみました。
暴力的ながら一貫した論理を持っている、ユーモアと恐怖が入り混じった存在感を観る者に与える。そんなキャラクターを演じられるのは窪塚洋介だけではないでしょうか?彼の強烈な個性が存分にあらわれた映画です。
窪塚洋介の復帰作『同じ月を見ている』
心臓病を抱える女性、女性の心臓病を治すために医者になった青年、不思議な力を持った男の3人の姿を描いた物語。窪塚洋介はこの作品への出演以前、転落事故によって俳優を休業しており、本作を通して2年ぶりに映画界に復帰しました。
もともと本作の企画は、窪塚洋介の復帰作を作るという思いではじまったものだそう。監督の深作健太は「ずっと窪塚洋介くんのファンだったので一緒に仕事ができて最高に楽しい時間でした」と語っています。長い休息期間を経た窪塚洋介は一体どんな演技を見せてくれるのか?必見です。
若者の代表として無力感を表現『UGLY』
カメラマンのカズヤ(窪塚洋介)は知人から「ネコを届けてくれ」と頼まれ、パリを訪れます。目的を達した次の日に、生きることを捨て、自殺しようとする彼。しかし、その行為は失敗。パリに在住する腹違いの兄弟である聡のもとを訪れますが、聡は行方をくらましていて――。
© 2011「UGLY」フィルムパートナーズ
本作の撮影中に東日本大震災が発生。窪塚洋介は完成披露試写会で「いま、日本がこういう状況で僕らができることは少ない。僕も日本に帰ってから炊き出しに行ったり、救援物資を持って被災地に行きましたが、撮影中から言っていて本当にそうだと思ったのは、僕らが一番得意なことをやるのが大事だということ。この作品がどういうメッセージとなって届くかは観るみなさんに委ねています。おれは、危機に立っても何もできない日本人の若者の代表というつもりで演じました。そこから何かを感じてもらえたら」とコメント。作品を通して、日本のことを想う彼の熱い気持ちと歯がゆさを感じて下さい!
窪塚洋介×井浦新『ジ、エクストリーム、スキヤキ』
劇団「五反田団」を主宰し、映画化もされた演劇「生きてるものはいないのか」や小説「夏の水の半魚人」などで知られる前田司郎が、自身の同名小説を映画化し、監督デビューを飾った異色のロードムービー。窪塚洋介と井浦新が共演しています。独特の魅力を持つ窪塚洋介と落ち着いた穏やかな雰囲気が素敵な井浦新。ふたりはいったいどんな化学反応を見せてくれるのでしょうか?
『沈黙 サイレンス』にてハリウッド映画出演!
『沈黙-サイレンス-』ジャパンプレミア