音楽界に新たな旋風を起こしたリンキン・パーク
「リンキン・パーク」-(C)Getty Images
リンキン・パークは1996年に結成されたバンドで、今までの音楽界の常識を覆していきます。
そんな有名なリンキン・パークも結成当初から絶大な人気を誇っていたわけではありませんでした。
前身のバンドでもなかなか契約が取れず曲の売れ行きも低迷していました。
リードボーカルがチェスターに代わってからもその声の魅力に世間が気づくまでしばらくかかりました。
しかし、一度メジャーデビューしてからは、初登場にしてチャートで上位に入るなど一挙に世界をざわつかせます。
それからは低迷が嘘のように世界のリンキン・パークとなっていきます。
リンキン・パークの“音”
「リンキン・パーク」-(C)Getty Images
多くの音楽はジャンルが分かれていることが多いですがリンキン・パークはそれを好みませんでした。
ある部分はヒップホップである部分はメタルロックというように、ひとつの音楽の中で様々な音楽性を含んでいることがリンキン・パークの音楽である。
聞いている人にこのように捉えてほしかったようです。
確かにどの曲を聞いても多様性が感じられて、クセになりますよね。
“音楽を聞こう”というより”リンキン・パークを聞こう”、これがまさにリンキン・パークの音なのだと思います。
様々な映画でもおなじみ
『リンカーン/秘密の書』 -(C) 2011 Twentieth Century Fox
『ソウ ザ・ファイナル 3D』 -(C) 2010 Lions Gate Films Inc.All Rights Reserved. photo:Brooke Palmer
世界的に有名なリンキン・パークは映画の主題歌も担っています。
スティーブン・スピルバーグが制作の総指揮を行ったトランスフォーマーシリーズはご存知の方も多いのではないでしょうか。
トランスフォーマーの続編で起用されているNew Divideは主題歌として起用されただけではなく、この映画のために書き下ろされた楽曲ですので聞いたことが無い方は映画と合わせて聞いてみるといいかもしれません。
さらにボーカルのチェスター・ベニントンはボーカルとしてのみならず、映画にも出演しています。
映画SAWの最終章に出ていたときの演技も迫力がありましたね。
日本での活躍も多数
『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』 -(C) 2009 LAKESHORE ENTERTAINMENT GROUP LLC AND LIONS GATE FILMS INC.ALL RIGHTS RESERVED.
世界各国で様々な活躍をしているリンキン・パークですが、もちろん日本でも多くの活躍をしています。
機動戦士ガンダムとのタイアップを行ったり日本公演も何度も行っています。
さらに、東日本大震災が起こった2011年はチャリティアルバムを提供するなど、日本との関わりは深いものでした。
チェスター・ベニントンの訃報
「リンキン・パーク」のチェスター・ベニントン-(C)Getty Images
「ONE OK ROCK 18祭(フェス)-1000人の奇跡 We are-」
2017年7月、ボーカルのチェスター・ベニントンが亡くなりました。
11月には日本公演も決まっており、共演が決まっていたONE OK ROCKのボーカルからも哀悼のメッセージが投稿されました。
音楽史に新たな歴史を残し、様々なアーティストに影響を与えたチェスター・ベニントン。
チェスターが残したリンキン・パークの音楽はこれからも全世界で生き続けていくでしょう。