SFコメディの主人公に【サマータイムマシン・ブルース】
瑛太も上野樹里も若々しい!現在も決して衰えることなく第一線で活躍するふたりですが、この時とはだいぶ印象が違いますね。『サマータイムマシン・ブルース』はある夏、ある大学の「SF研究会」の部室から始まる、会員たちを巻き込んだ大騒動を描いたコメディ映画。後にテレビドラマで共演することになるムロツヨシと瑛太の初共演作でもあります。瑛太がこの作品で演じたのは主人公の甲本。上野樹里演じるヒロインとの淡い恋模様も必見です!
謎の隣人、河崎【アヒルと鴨のコインロッカー】
©2006『アヒルと鴨のコインロッカー』製作委員会
19歳の椎名は、大学入学で一人暮らしをするため、アパートに引越してきたその日、奇妙な隣人・河崎と出会います。椎名に対して“一緒に本屋を襲わないか?”と誘いをかける河崎。彼の標的は、たった一冊の広辞苑。そして彼は、2年前に起きた、彼の元カノの琴美とブータン人留学生と美人ペットショップ店長・麗子にまつわる出来事を語り出します。過去の物語と現在の物語が交錯する中、全てが明らかになったとき、椎名が見た真実とは…?
瑛太が演じたのは正体不明の男、河崎。彼はなぜ、本屋を襲う共犯者に椎名を選んだのでしょう?そして彼が抱える秘密とは?そもそも彼の河崎という名前は本名なのでしょうか…?
三十路でバツイチの便利屋経営者【まほろ駅前多田便利軒】
『まほろ駅前多田便利軒』 -(C) 2011「まほろ駅前多田便利軒」製作委員会
東京郊外のまほろ市で便利屋を営む多田啓介は、頑固な程に真面目でしっかり者。そんな多田の下に転がり込んできた高校の同級生、行天春彦は、飄々としてつかみどころのない変わり者。共にバツイチ、三十路の2人は、便利屋稼業を始めることに。次から次へと訪れるくせ者たちへの行き過ぎたアフターケアにより他人の人生に巻き込まれていく彼らでしたが、やがて自らの過去と向き合うことに――。
この作品の中では瑛太も共演者の松田龍平もともに三十路のバツイチ。ふたりともシュッとしていて格好いいのにその設定に違和感がないのは、人生の深みが顔にあらわれているからでしょうか?
超法規的存在として容赦なく悪を叩く【ワイルド7】
© 2011『ワイルド7』製作委員会
選りすぐりの犯罪者から徴収された7人(ワイルド7)が超法規的存在として、悪を容赦なく叩きのめす!昭和40年代から50年代にかけて「週刊少年キング」に連載された伝説的漫画を瑛太×羽住英一郎監督のコンビで映画化。
瑛太は主人公の飛葉大陸として登場。何のためらいもなく銃の引き金を引きそうな無機質で恐ろしい視線におもわずゾクッとします。
雪山から社会に爆弾を送り続ける男【モンスターズクラブ】
垣内良一は現代社会から離れ、雪山の小屋でひとり自給自足の生活を送りながら、企業やテレビ局に爆弾を送り続ける毎日。そんなある日、奇妙な怪物と森で遭遇したことをきっかけに、毎夜死んだ家族と怪物が小屋に現れるようになります。幻にふり回されながら、彼は日本の首相に最後の爆弾を送ることを決意。しかしその夜、自殺した兄が現れ、良一は家族の真実を知ることになり…。
あらすじだけでもかなりショッキングなこの物語の主人公を担当した瑛太。彼が演じた役のモデルになったのは実在したアメリカの爆弾魔“ユナボマー”ことセオドア・ジョン・カジンスキー。産業の発達によって導き出された現代社会への憂いを内に秘めておくのが困難な想いを、主人公は爆弾にしたため告発しているのです。瑛太本人はこの作品について「自分の思い通りにいかないことは誰にでもあると思います。でも結局、道を切り拓いてくのは自分自身。行く道を決めあぐねているときに観てもらい、何か引っかかってくれれば嬉しいなと思います」とコメント。作中での瑛太の悩み、もがく姿はあなたに何らかのポジティブな影響をもたらしてくれるかもしれません。
瑛太の最新出演作『光』は11月下旬公開予定!
『光』 (C)三浦しをん/集英社・(C)2017「光」製作委員会
瑛太の魅力が詰まった主演作品5選、いかがでしたか?彼が井浦新と共演し、狂気の化学反応を見せる最新出演作『光』は2017年11月下旬に公開予定です!お楽しみに!