生い立ち〜デビューまで
スティーヴィー・ワンダー-(C)Getty Images
早産で生まれたスティーヴィー、その影響で生まれてすぐに目が見えなくなってしまいました。
幼い頃から様々な楽器を弾くことを楽しんでいたスティーヴィーは友人と街で演奏していました。
11歳の時、自作の曲を演奏している時に業界人の目に止まり、その人がモータウンというレコード会社の社長を紹介してくれて、デビューすることになりました。
その時にステージネームとして「リトル・スティーヴィー・ワンダー」と名付けられたのが今でも使われています。
この「ワンダー」という名前ですが、彼の才能に驚いたプロデューサーが「wonderful」という単語からつけたと言われています。
史上最年少でビルボード一位を獲得
スティーヴィー・ワンダー初の全米一位ソングは「fingertips」。13歳のソロシンガーの一位獲得は未だに破られていない歴史的な記録となっています。
ちなみにこの曲はリトル・スティーヴィー・ワンダー名義です。
名曲ぞろいのスティーヴィー・ワンダー、外せない5曲を紹介
スティーヴィー・ワンダー-(C)Getty Images
スティーヴィー・ワンダーの曲は名曲ばかりで何を紹介したら良いのか迷ってしまうほどですが、これは誰もが聞いたことがあるはずという曲を紹介します。
■テレビでもよく聞く「Happy Birthday」
『グローリー/明日への行進』 (C)2014 Pathe Productions Limited.All rights reserved.
実はアフリカ系アメリカ人公民権運動をしていたキング牧師の誕生日を祝うための曲。キング牧師の伝記は2014年に『グローリー/明日への行進』という映画にもなりました。
子供の頃からショーマンとして活動していたスティーヴィーにとって、また目が見えないというハンデを負ったものとして、人権運動は大きな活動だったのでしょう。
■多くの人にカバーされる「Superstition/迷信」
© Class Act
ジェフ・ベックのカバーが有名ですが、世界中のあちこちで多くのミュージシャンにカバーされています。
この曲を22歳で書いたというのがまたすごいですよね。
■ご機嫌な「Sir Duke」は偉大なジャズマンへ
スティーヴィー・ワンダー-(C)Getty Images
この曲は1976年の曲で1974年に亡くなった偉大なるジャズマン、デューク・エリントンへのトリビュート・ソングです。
■子供の誕生を祝って「Isn't She Lovely」
スティーヴィー・ワンダー-(C)Getty Images
子供が可愛すぎてこのタイトルになってしまったそうです。
■ポール・マッカートニーとの共作「Ebony and Ivoly」
エボニーとアイボリーというのはピアノの黒鍵、白鍵のことです。
白人であるポールと黒人であるスティーヴィー、二人とも人権についてよく語ることでも知られています。
歌詞の冒頭では「鍵盤の上ではエボニーとアイボリーは仲良くできるのに、なぜ人間は?」と歌われています。
家族の絆が支え
スティーヴィー・ワンダー-(C)Getty Images
様々な授賞式に家族で出席するスティーヴィー。子供達の中には授賞式のパフォーマンスの際にステージサイドから楽器のところまでエスコートする姿も見受けられます。
数回の結婚・離婚を繰り返しており、5人の女性との間に9人の子供がいます。
今でも第一線で活躍!アリアナとのコラボ曲は映画のエンディング・ソングに
アリアナ・グランデ-(C)Getty Images