電気グルーヴの「瀧」担当、ピエール瀧
1989年に結成され、テクノ、エレクトロを中心に破天荒なパフォーマンスが特徴的な「電気グルーヴ」。石野卓球とピエール瀧による音楽ユニットです。その独特な音楽性で世代とジャンルを超えた音楽ファンに支持されています。
「楽器の弾けないミュージシャン」を公言するピエール瀧。電気グルーヴで彼が担当するのは「瀧」。ステージでは、生き物を会場に放ったり、舞台上で食べ物をつくったり、ただ奇妙な踊りを披露するだけだったりと、全身全霊をかけて唯一無二のパフォーマンスを見せています。
俳優としても唯一無二の存在、ピエール瀧
1997年、サイコホラー『HAPPY PEOPLE/ハッピー・ピープル』の出演を皮切りに俳優としてのキャリアを積み上げていったピエール瀧。2005年には『ALWAYS 三丁目の夕日』、2006年には『日本沈没』など、公開規模の大きい映画にもどんどん出演するようになります。
『ALWAYS 三丁目の夕日』の氷屋で抜群の存在感
東京タワーが完成した昭和33年を舞台に、東京の下町で暮らす人々の心温まる交流を描いた『ALWAYS 三丁目の夕日』。第一弾で氷屋として登場したピエール瀧は、第二弾ではアイスキャンディー屋、第三弾では自販機を設置する男として3度職を転々。移り変わる街の様子を身をもって伝える重要な役どころを演じています。
『海賊とよばれた男』藤本壮平役で存在感のある演技
『海賊と呼ばれた男』(C)2016「海賊とよばれた男」製作委員会 (C)百田尚樹/講談社
「V6」の岡田准一を主演に迎え映画化された、百田尚樹・著のベストセラー小説「海賊とよばれた男」。ピエール瀧が演じたのは、元海軍大佐の長井弘介をモデルにした国岡商店の店員、藤本壮平。眼光鋭く屈強な体つきの瀧にぴったりの役どころでした。戦後、石油販売が出来ず苦境にたつ国岡鐡造にラジオ修理事業を提案し、窮地を救います。
『進撃の巨人』ではオリジナルキャラクター・ソウダ役を熱演
2015年の夏に前後篇2部として実写映画化された『進撃の巨人』。ピエール瀧が演じたのは、実写版オリジナルキャラクターのソウダ。オファーが来た際には、「そうか、巨人役だろうな。やっぱり」などととぼけたコメントをしていたそうですが、本編では、嘆きの先導者のキャッチコピーの元、渋い演技を見せています。
『凶悪』須藤純次役で演じた悪人がハマり役に?
『凶悪』 -(C) 2013「凶悪」製作委員会
山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキーの共演で、実在の凶悪殺人事件を追ったベストセラー・ノンフィクションを映画化した『凶悪』。ピエール瀧が演じたのは、死刑判決を受けて収監中の元ヤクザ・須藤。回想シーンでの極悪人ぶりに身震いを覚えた観客も多かったのではないでしょうか?ピエール瀧は、この演技で数々の助演男優賞を受賞しました。
『日本で一番悪い奴ら』ではワル刑事・村井
『日本で一番悪い奴ら』(C)2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会
綾野剛主演で2016年に公開された『日本で一番悪い奴ら』。ピエール瀧が演じたのは、暴力団組織と密接な関係をもち、主人公に刑事のイロハをたたきこむ敏腕先輩刑事・村井定夫。「刑事は点数。点数稼ぐには裏社会に飛び込み、S(スパイ)をつくれ。」と主人公に教え込んだものの、自分はヤクザに裏切られ逮捕される羽目に。
『アナと雪の女王』のオラフでお茶の間の人気者に!
雪だるまのオラフ/『アナと雪の女王』-(C) 2014 Disney. All Rights Reserved.
名脇役として様々な作品に参加しているピエール瀧ですが、彼を一躍有名にしたのが、ディズニー映画『アナと雪の女王』。雪だるまのオラフの吹替声優を担当した瀧ですが、オラフの無邪気で人懐こく、愛らしいキャラクター性が瀧のコミカルな演技でより一層魅力的なものになりました。
次回作の『アウトレイジ 最終章』も待ち遠しい!
『アウトレイジ 最終章』(C)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会
10月7日(土)から公開予定の『アウトレイジ 最終章』にも出演が決定しているピエール瀧。ビートたけしや西田敏行、新キャストも含めた豪華“コワモテ”俳優たちとどんな絡みをみせてくれるのかこうご期待です!