宇都宮を舞台にしたラブコメディ映画『キスのできる餃子』
『キスのできる餃子』は、栃木県宇都宮市を舞台にバツイチ子持ちのシングルマザーが、実家の餃子屋の再建に奮闘しながらも、謎のイケメンに恋をするラブコメディ作品。宇都宮と餃子をテーマにした町おこし映画という目的もあるようで、もっと宇都宮の餃子を理解できて、もっと餃子が食べたくなる映画なんだそう。
普段、餃子を食べたらキスは遠慮したいですよね?そんな全く繋がらない二つのテーマをくっつけて、一体どんな作品になっているのでしょう?
『キスできる餃子』あらすじ
主人公バツイチ子持ちシングルマザーの陽子は、イケメン夫の浮気が原因で離婚したうえ、仕事もクビになるというダブルパンチを受け、絶望の淵の立たされてしまいます。途方にくれた彼女は絶縁状態だった実家に意を決して帰ることに。しかし帰ってみたら実家の餃子屋は閉店中でした。
職なしの彼女は体調不良の父にかわって餃子店の再開を決意し、父に認めてもらおうとオリジナル餃子作りに没頭していきます。
そんな彼女の前にイケメンゴルファー亮が現れ、またもやそのイケメンっぷりにときめいていく。店の再建や子育てに奮闘するさなか、出会ってしまったイケメンプロゴルファーとの新たな恋は果たして実るのか?そして餃子屋は再建できるのか――。
人生でピンチに立たされた女性が、娘として母として、そして女性としても頑張っていく姿はきっと応援したくなるはず!精一杯がんばる主人公に元気をもらえること間違いなしです!
脚本・監督は秦建日子監督
『アンフェア the end』ポスター - (C) 2015 関西テレビ放送/フジテレビジョン/ジャパン・ミュージックエンターテインメント/東宝/共同テレビジョン
小説家、劇作家、演出家、作詞家としてもマルチに活躍している秦建日子監督(はた たけひこ)
本作では監督だけでなく、完全オリジナルとなる脚本も担当しています。
監督としては2016年公開の『クハナ!』に続き、本作は2作目の監督作品となります。
また、秦建日子監督は2004年にミステリー「推理小説」で小説家としてもデビューしていて、同作は「アンフェア」のタイトルでテレビドラマ化され、こちらも大ヒットしました。
その他「HERO」「救命病棟24時」「ドラゴン桜」「そして誰もいなくなった」など、数多くの大ヒットドラマの脚本を手掛けており、映像だけでなくストーリーにも期待大ですね!
藤田陽子役の足立梨花さん
主人公藤田陽子。離婚しバツイチシングルマザーになったうえに、無職になる。イケメンで痛い目にあってきただけにイケメンを信用していないが、イケメンにときめいてしまう一面を持つ。
そんな陽子役には「人は見た目が100パーセント」や『傷だらけの悪魔』などのドラマ・映画に出演し、バラエティー番組でも幅広く活躍する足立梨花さん。
本作のために宇都宮で実際に餃子作りのレクチャーを受け撮影に臨んだそうです。
子どもがいる母親役は初めてという足立さんが、どのような演技を見せてくれるのか注目したいですね。
岩原亮役の田村侑久さん
主人公が恋するお相手、岩原亮。イケメンで人気の若手プロゴルファーだが、不調に陥り訳ありで宇都宮に滞在中。
そんな亮役には、「BOYS AND MEN」の田村侑久さん。「BOYS AND MEN」は東海地方を中心とした活動から、昨年の日本レコード大賞新人賞を受賞。今年の日本武道館でのワンマンライブを大成功させ、大ブレイク中のエンターテインメント集団。
プロゴルファー役の田村さんは、初めてゴルフに挑戦し役作りに励んでいたそうで、そのプロゴルファー姿にも注目です!
倉橋麻里役の佐野ひなこさん
「バチェラー・ジャパン」(C)2016 Warner Bros. International Television Production Limited. Allrights reserved.(C)YD Creation All rights reserved.
陽子の幼馴染、倉橋麻里。既婚者で宇都宮在住だが結婚はうまくいっていないもよう?!
そんな麻里役には、グラビアだけでなく「デスノート」や『探検隊の栄光』などのドラマ・映画に出演し、モデルとしても活躍している佐野ひなこさん。陽子と麻里の親友同士の女子トークも楽しみ!
本田優太役の中島広稀さん
「べっぴんさん ファン 感謝祭~THE 男会~」
陽子のもう一人の幼馴染、本田優太。陽子と麻里に振り回されるが、実は陽子に片思い?
そんな優太役には、『告白』『悪の教典』などの映画や、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」に出演するなど今大注目の俳優、中島広稀さん。(画像後列左)
農家の息子である優太は、故郷に必ずいそうな素朴な青年できゅんきゅんさせられそうですね。落ち込み中の陽子には、麻里と優太の存在は癒しのはず。そんな優太を中島さんがどう演じるのか必見です。
藤田信介役の浅野和之さん
浅野和之「もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~」
陽子の父、藤田信介。餃子屋「ふじた」の元主人。腰を痛めて休養中。
そんな父親役には、『清洲会議』などの三谷幸喜監督作品や「カルテット」など、数々の映画やドラマに出演している大物俳優の浅野和之さん。浅野さんのコミカルで愛情深い親父は存在感抜群です。
沖麗子役の麻生祐未さん
麻生祐未『疾風ロンド』(C)2016「疾風ロンド」製作委員会
プロゴルファー岩原のエージェント、沖麗子。岩原のプロゴルファーとして人としての成長を見守る女性。
そんな麗子役は、1980年代から活躍し続けるベテラン女優の麻生祐未さんが演じています。コメディもシリアスもどちらもこなせる彼女。浅野さんとの共演シーンも楽しみですね!
脇役にコメディで定評のある、ベテラン俳優二人をキャスティングしているのもいいですよね。二人がいることによって、画もしまりより一層コメディ感が強くなりますね。
物語の舞台は栃木県宇都宮市
地元の人も御用達! 栃木で餃子を食べるなら「みんみん」「めんめん」へ
餃子といえば宇都宮。その餃子が題材となった本作では、宇都宮市全面バックアップのもと撮影されました。秦建日子監督が自身の地方創生ムービー第二作目の題材を模索している時に、宇都宮餃子祭りと出会いこの企画が始まったそうで、準備だけでなく撮影にも宇都宮地元市民がボランティアやエキストラとして多く参加しています。また宇都宮観光コンベンション協会と市は、ロケ地や、お薦め飲食店などを紹介するマップを作り、掲載された店舗や作品を公開する全国の映画館などで配布しているそうです。
映画のプロモーションでは、公開前にJR東日本による団体専用列車「キスできる餃子宇都宮号」が上野駅・宇都宮駅間で運転されました。
この列車には主演の足立梨花さんが1日車掌として乗車し車内改札などを行ったそう!なんとも豪華ですよね。乗車された方はとても近くで足立梨花さんに会えたでは?
彼女はその後宇都宮駅の1日駅長も務めたようで、映画にかける主演と宇都宮市の意気込みが伝わってきます。