『ローサは密告された』あらすじ
『ローサは密告された』 (C)Sari-Sari Store 2016
かつての日本の下町のように、密接して暮らす人々の繋がりは深い――。マニラのスラム街で、小さなコンビニエンスストアを夫婦で営みながら、4人の子どもを育てるローサは、家計のために本業に加えて少量の麻薬を扱っていたが、密告から夫とともに逮捕される。
『ローサは密告された』 (C)Sari-Sari Store 2016
さらなる売人の密告、高額な保釈金――警察の要求はまるで恐喝まがいだ。この国の法律は誰のことも守ってはくれない。ローサの家族たちは、自分たちのやり方で腐敗した警察に立ち向かう。
ブリランテ・メンドーサ監督
『ローサは密告された』 (C)Sari-Sari Store 2016
本作のメガホンを撮るのは、フィリピン界の最先鋭ブリランテ・メンドーサ監督。45歳で初めて長編監督した『マニラ・デイドリーム』がロカルノ国際映画祭のビデオ部門で金豹賞を受賞するなどして、一気に監督としての才能を開花させました。
イザベル・ユペール-(C)Getty Images
2008年に制作した『サービス』は、フィリピン映画として24年ぶりのカンヌ国際映画祭コンペ出品となり、その後も、作品を発表するごとに世界の映画祭をにぎわす監督となりました。また、クエンティン・タランティーノ監督やイザベル・ユペールなどもメンドーサ監督の才能を絶賛しています。
ジャクリン・ホセ
『ローサは密告された』 (C)Sari-Sari Store 2016
本作の主人公・ローサ役を演じるのはジャクリン・ホセ。メンドーサ監督のデビュー作『マニラ・デイドリーム』への出演以降、メンドーサ監督作品には欠かせない存在となっています。
『ローサは密告された』 (C)Sari-Sari Store 2016
テレビにも活動の場を広げ、ゴールデンタイムに放送された長寿テレビシリーズで人気女優の仲間入りを果たし、その後、40本を超える数々の人気テレビドラマやコメディ番組に出演し続けています。
フリオ・ディアス
『ローサは密告された』 (C)Sari-Sari Store 2016
ローサの夫・ネストール役に、これまで50本以上の映画に出演し、テレビドラマにも数多く出演しているフリオ・ディアス。
『ローサは密告された』 (C)Sari-Sari Store 2016
メンドーサ監督作、ジャクリンとも共演した『サービス』や『キナタイ─マニラ・アンダーグラウンド─』などでは、リアリズムに徹した演技が高く評価されました。
『ローサは密告された』は7月29日(土)公開
『ローサは密告された』 (C)Sari-Sari Store 2016
ここ数年世界各国で注目を浴び、勢いを見せているフィリピン映画。浅野忠信さんが主演を務めた『壊れた心』や『ブランカとギター弾き』など、日本でもフィリピン映画が続々と公開されています!
『ローサは密告された』 (C)Sari-Sari Store 2016
東南アジア最大のスラム街を擁するマニラに暮らす人々の人間模様に思わず引き込まれていまいそうになる『ローサは密告された』は7月29日(土)より公開です。