才能あふれる桐谷健太
俳優はもちろん、歌手としても活躍している桐谷健太。浦島太郎役を務めるCMでは歌以外に三線を、『ソラニン』ではドラムを自身で演奏しています。また『BECK』ではラップも披露。役作りのために1カ月半で15kg増量し、撮影が終わると同期間で体重を元に戻すなど撤退した姿も見られます。
2016年公開『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』
『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』(C)2016 Asmik Ace, Inc. / TOHO CO., LTD. / J Storm Inc. / PARCO CO., LTD. / AMUSE INC. / Otonakeikaku Inc. / KDDI CORPORATION / GYAO Corporation
宮藤官九郎が監督を務めた『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』は、インパクトのあるキャラクターが登場し話題を集めた作品です。修学旅行中にバスが事故に遭い、17歳という若さでこの世を去った高校生の大助。死後の彼を待っていたのは地獄…。しかし、現世へ戻るチャンスがあると知り、地獄専属のロックバンド“地獄図”の鬼たちとロックバンドを組むという奇想天外な物語です。
桐谷健太が演じたのは、地獄専属ロックバンド地獄図のドラマーCOZY。顔や体は緑に塗られ一種異様な姿ですが、ビジュアルに負けない抜群の演技力を発揮しています。
2016年公開『彼らが本気で編むときは、』
『彼らが本気で編むときは、』(C)2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会
次に公開されたのは『彼らが本気で編むときは、』。優しさに満ちたトランスジェンダーの女性リンコと、彼女の心の美しさに惹かれ、すべてを受け入れる恋人のマキオ、愛を知らない孤独な少女トモの3人が、それぞれの幸せを見つけるまでの60日を描いた物語です。
『彼らが本気で編むときは、』(C)2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会
リンコの恋人であるマキオを好演。母親が出奔し、一人残された姪のトモをあたたかく迎えるポジションでもあります。普通とはかけ離れているものの、心優しい大人が子どもを慈しむ温かい家族の物語です。
2017年11月公開『火花』
『火花』(C)2017「火花」製作委員会
第153回芥川賞を受賞した又吉直樹の初純文学作品を板尾創路が監督を務め映画化。漫才の世界に「夢」を持って身を投じるも、結果を出せず底辺でくすぶっている青年・徳永と、強い信念を持った先輩芸人・神谷が出会い、「現実」の壁に阻まれ、「才能」と葛藤しながら歩み続ける青春ストーリーです。原作が掲載された雑誌「文學界」は驚異的な売り上げを記録し、原作の発行部数は253万部を突破しています。
『火花』(C)2017『火花』製作委員会
桐谷健太が演じたのは、菅田将暉演じる主人公の徳永から見て4つ歳上の先輩芸人の神谷。ともに大阪出身の桐谷と菅田は人を笑わせたい気持ちが強く、リハーサルと本番で別のネタをやっていたそう。
2017年12月公開『ビジランテ』
『ビジランテ』(C)2017「ビジランテ」製作委員会
大森南朋演じる高校時代に失踪した長男の一郎、鈴木浩介演じる印刷会社社長であり、町の自警団団長でもある二男の二郎、桐谷健太演じるデリヘルを経営する三男の三郎。それぞれ別の道を歩んできた三人の兄弟が父の死をきっかけに再会し、再び交錯する3人の運命。欲望・野心・プライドがぶつかり合う兄弟の物語です。
『ビジランテ』 (C)2017「ビジランテ」製作委員会
北野武監督の作品『アウトレイジ 最終章』でもアウトローな役を演じている大森南朋、カメレオン俳優の鈴木浩介らとどういった演技を見せるのか注目が集まります。
今後の活躍も気になる桐谷健太
『ビジランテ』 (C)2017「ビジランテ」製作委員会
桐谷健太の最新出演作をご紹介しました。以降の作品ではどんな演技を見せてくれるのでしょうか。今後がさらに楽しみな目が離せない俳優です!