実力派俳優が集結!映画『幼な子われらに生まれ』
『幼な子われらに生まれ』 (C)2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会
直木賞作家である重松清が1996年に発表した傑作小説を映画化した『幼な子われらに生まれ』。『共喰い』『さよなら歌舞伎町』の荒井晴彦脚本、『しあわせのパン』『繕い裁つ人』の三島有紀子が監督を務めます。
『幼な子われらに生まれ』あらすじ
『幼な子われらに生まれ』 (C)2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会
バツイチ子持ちで再婚したサラリーマン、田中信(浅野忠信)。専業主婦の妻・奈苗(田中麗奈)には連れ子がおり、信はその子とうまく関係を築けないままでした。そんな中、信と奈苗の間に新しい命が誕生しようとしています。連れ子の長女はそのことがきっかけで、本当の父親に会いたいと言うように。複雑な気持ちを抱えながらも、信は長女を奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会わせることを決意します。
『幼な子われらに生まれ』 (C)2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会
元妻・友佳(寺島しのぶ)との娘と長女を比べてしまう信。元妻に愚痴をこぼしてしまいます。家族を大切にすることに疲れ、新しい命の存在ですら重く感じてしまうのですが…。信が元妻や現在の妻、妻の連れ子、実娘、そして新しく生まれてくる命について考え、成長していくヒューマンドラマです。
主人公・田中信/浅野忠信
主人公・信を演じるのは浅野忠信さん。国内のみならず、『沈黙‐サイレンス‐』などの海外映画にも多数出演している実力派俳優です。
『幼な子われらに生まれ』 (C)2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会
2度目の結婚だからこそ今の家庭を大事にし、父親になろうと奮闘する主人公・信。血のつながらない長女の「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」という一言から、歯車が狂い始めます。
現在の妻・奈苗/田中麗奈
『幼な子われらに生まれ』 (C)2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会
信が再婚した現在の妻・奈苗役は田中麗奈さんです。信と妻の連れ子がうまくいかないことを分かっている香苗。ですが、マイペースな性格で、赤ちゃんが生まれたら何もかもうまくいくと信じています。『葛城事件』では、獄中結婚をする女性という難しい役を演じていた実力派の女優さんです。
元夫・沢田/宮藤官九郎
奈苗とはDVが原因で別れたという元夫・沢田を演じるのは、宮藤官九郎さん。「いちばん大変だったのは、大ファンである田中麗奈さんを殴る蹴る罵倒する一連の回想シーンです」と語ってくれました。
元妻・友佳/寺島しのぶ
大学の教授のキャリアウーマン、友佳を演じるのは寺島しのぶさん。友佳は、子どもを作って家庭に入ってほしいと願う信と意見が合わず、一人娘が誕生した後、離婚しています。信と友佳の関係性があまり描かれていなかったということで「三島監督と浅野さんと作り上げていくことが楽しかったです」と話しています。
『幼な子われらに生まれ』それぞれのキャラクターに注目
三島監督は、台本を重視しながらも役者同士のその場の臨場感も大事にしながら撮影したそうです。日本を代表する役者陣の演技に注目したい作品ですね。
『幼な子われらに生まれ』公開は8月26日!
『幼な子われらに生まれ』 (C)2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会
家族の思いがぶつかり、徐々にちぐはぐに…。再婚同士、連れ子ありの家族は幸せを見出せるのでしょうか。『幼な子われらに生まれ』は8月26日(土)より全国にて公開。ぜひ劇場に足を運んでくださいね。