『キングスマン』主役を射止めたのは無名の若者だった!
『キングスマン』ポスターKADOKAWA (C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
2015年、公開されるや否や全世界の若者達に圧倒的支持されたハイパー・バイオレンス・ムービー『キック・アス』で知られるマシュー・ヴォーン監督が手掛けた、超過激スパイ・アクション『キングスマン』。謎の英国紳士率いる隠密スパイ集団「キングスマン」に、ある平凡な青年がスカウトされることから物語は始まります。
タロン・エガートン/『キングスマン』KADOKAWA (C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
うだつの上がらない平凡な青年=エグジー役のオーディションにて、即決に近い形で監督に射止められたのが、当時RADA(英国王立演劇学校)を卒業して間もなかった全く無名の23歳、タロン・エガートンでした。
ヴォーン監督曰く「ジェニファー・ローレンスが『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』でミスティーク役を演じたのは、まだ19歳のときだったが、カメラで彼女を撮影した瞬間、彼女には何か特別なものがあると分かった。タロンも同じだったよ」
まさに、エグジー青年役を地で行くようなエピソードですね!
パルクールもお手の物!タロン君、期待を上回る逸材だった!
『キングスマン』(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
一見、寡黙で謙虚だが凄まじい戦闘能力を持ち、エグジー青年をスパイとして育て上げる英国紳士のベテランスパイ:ハリー役にはコリン・ファース。この作品でアクション俳優としての新境地を開きました。
その他、キングスマンのメンバー役でマイケル・ケイン、マーク・ストロング、世界征服を企む悪役にサミュエル・L・ジャクソン等、クセの強すぎる豪華助演陣がタロン君を囲みます!
タロン・エドガートン/『キングスマン』KADOKAWA (C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
その道ウン十年のベテラン揃い、緊張とプレッシャーで潰されそうなメンツですが、本格主演デビューとは思えない豊かな表情、アクションの切れ味、緩急を付けた演技を見せ、見事期待に応えたタロン・エガートン。
ここで、撮影当時の特別映像が公開されていますのでご紹介しましょう!難易度高いパルクールも楽々こなすキレッキレな姿は必見です!
初々しいにも程がある!こんな傑作に出演出来たことの嬉しさが、思わず溢れてしまっていますね。
タロン・エガートンの快進撃が始まった!
トム・ハーディ、一人二役/『レジェンド 狂気の美学』 (C) 2015 STUDIOCANAL S.A. ALL RIGHTS RESERVED.
鮮烈なデビューを飾った後は、話題作へのオファーもひっきりなしでした。
まずは、華やかな60年代のロンドンの裏社会を舞台に、トム・ハーディが一人二役で主演を務めた『レジェンド 狂気の美学』。
同性愛者である弟ロナルドの“愛人”マッド・テディー・スミスという、これまた難役を演じ切りました。
ジョニー(ゴリラ)『SING/シング』 (C)Universal Studios.
続いて、声優として大抜擢されたのが、動物ミュージカルCGアニメとも呼ぶべき斬新な傑作『SING/シング』のゴリラの青年、ジョニー役。マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、スカーレット・ヨハンソンら豪華俳優陣と渡り合い、見事な歌声も披露してくれました。
全世界待望の『キングスマン』 続編が間もなく公開!
『キングスマン:ゴールデン・サークル』 (C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
そして今年9月22日、あのエグジー青年が帰ってくる!
遂に『キングスマン:ゴールデン・サークル』の全米公開予定日が発表されました。
相当な経験を積んだのでしょうか。まるで007/ジェームズ・ボンド並みの頼もしさが滲み出てます。
『キングスマン:ゴールデン・サークル』 (C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
今回新たに登場するのが、コテコテのアメリカン・スパイチーム「ステイツマン」だとか。
価値観から美意識まで、何もかもが相反するであろう英国紳士vsヤンキーチームということで、ヴォーン監督お得意のギャグ要素も期待できそうですね。
「ステイツマン」=チャニング・テイタム、ハル・ベリー、ジェフ・ブリッジスが新規参加。
「キングスマン」メンバーとしてマーク・ストロング続投。
そしてなんと、前作死んだはずのハリー=コリン・ファースも出演とのこと!
想像するだけで、面白いとわかってしまう豪華メンバーですね。
早くも大物の風格。タロン・エガートンをこれからもチェック!
タロン・エガートン - (C) Getty Images
鮮烈なデビューからわずか2~3年ですが、早くも大物の風格すら漂わせつつある、タロン・エガートン。次回作候補のひとつとして、歌手エルトン・ジョンの伝記映画『Rocketman』のエルトン役が上がっているといいます。
デクスター・フレッチャー&マシュー・ヴォーン監督とは過去作で既にタッグを組んでおり、またエルトン本人も『キングスマン:ゴールデン・サークル』に出演していたり、タロンは声優を務めた『SING/シング』でエルトンの楽曲を歌っていたりと、エルトンとタロンにはつながりと縁があり、信憑性は高そうです。
まとめ
『キングスマン:ゴールデン・サークル』 (C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
アクション、コメディ、ミュージカル、クライムサスペンスと、ジャンルを問わない確かな演技力で、これからの躍進は間違いなさそうです。タロン・エガートンから目が離せません!

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